GENERATIONS 中務裕太が語るダンスを学ぶ重要性 『EXPG高等学院・東京女子体育大学 高大連携協定締結式』学生との交流も

GENERATIONSの中務裕太が10月2日、東京女子体育大学で行われた『EXPG高等学院・東京女子体育大学 高大連携協定締結式』に出席した。
中務が学長を務めるEXPG高等学院は、通信制の角川ドワンゴ学園N高等学校と提携し、ダンスを本格的に学びながら高校卒業資格を取得できる学校だ。現在は東京、名古屋、大阪、福岡の4校で約500名の生徒が学んでいる。一方の東京女子体育大学は1902年創設、日本初の女子体育教師養成学校を前身とし、体育・スポーツの専門教育に加えて、ストリートダンスなどの活動を続けられる環境を持つ。
今回の連携はダンスを続けながら、そこで培った経験を体育・スポーツ・教育の専門的な学びへとつなげることを目指したもの。今後は大学教員によるEXPG高等学院での特別講義や出張授業、EXPG講師による大学での授業、キャンパス体験、進路ガイダンス、生徒と大学生の交流などが構想されている。さらにEXPG高等学院から同大学への推薦制度・推薦枠の設定や、両校による共同企画も検討中だという。

締結式では、大学側を代表して若山章信学長が挨拶。「体育スポーツを基盤とする本学とダンスエンタテイメントを主軸とするEXPG高等学院が交流することで、双方の学びが広がり、学生の皆さんに新しい視点や可能性が生まれるものと期待しております」と、今回の締結が継続的な教育連携の第一歩になることへの期待を述べた。

続いてマイクを握った中務は「ダンスを学ぶというと技を学ぶことに走りがちなんですけど、そこだけじゃなくて“心技体”。しっかり心を鍛えて、人として強くなる。そこが今の厳しい社会で生きていく上でも、大事なことだと僕は感じています」とコメント。
さらに「自分自身、大学に行かずに今の職に就きましたが、いろいろな学校に行かせていただく上で、大学に行っておけばよかったと後悔があるんです」と自身の経験を明かし、「EXPG高等学院の生徒のみんなに、僕の代わりに大学に行かせてもらっていると感じてもらえたら」とした。また「今の時代、SNSが発達しすぎて、自信のない子が多い」とも指摘し、「大事なものを見失わないように伝えていきたい」とも語った。
式の後には記者向けの囲み取材が行われ、中務は、交流を通じて生徒に学んでほしいこととして、オリンピアンのメンタリティを挙げた。「世界で戦わない人たちにも必要なものだなと思っているので。社会に出れば、ダンスが上手かろうが歌が上手かろうが一人の人間なんで、しっかり人として成長してほしい」と話す自身も、体を鍛えるなかで水泳やレスリングの五輪選手と親交を深めているという。

次に120年以上の歴史を持つ学校が、歴史の新しいストリートダンスと手を組むことへの反応を筆者が尋ねると、若山学長が「プラスもマイナスも、正直言うとまだ」と率直に答えた。そのうえで、同大学の90年から100年近い歴史を持つ、ダンス部の系譜に触れた。
同校関係者によると、戦前は「私立東京女子体操音楽学校」という名称だった、この学校の源流にあるのが創設者・藤村トヨと、その実妹で初代学長の伊澤ヱイの存在。伊澤はドイツでダンスを研修し、昭和初期に数多くの体育ダンス作品を生み出した。それらの作品は今も学生たちに踊り継がれているという。
現在のダンス部では、創作ダンスに加えて昭和の遊戯や童謡に合わせた作品など、さまざまな伝統ダンスを学ぶことが慣例になっている。そこから新体操部へ派生し、さらに約20年前にストリートダンス同好会が生まれ、現在はダンス部へと昇格している。これを踏まえれば、今回の協定は120年以上の伝統を持つ学校が、話題づくりのために考えた突飛な発想とはいえないだろう。
一方、東京女子体育大学の学生がLDHのアーティストやDリーガーを目指す可能性について問われた中務は、「それは、むしろあってほしいですね」と即答。さらに「無限の可能性があるので。Dリーガーもそうですし、LDHアーティストも、EXPGキッズからの叩き上げでなくてもなれるっていうのは、オーディションだったりで証明されています。そういう方がたくさん出てきてもらえると嬉しいです」と続けた。

若山学長も「ぜひ行っていただきたい。ダンス部、チアリーディング部、新体操の生徒が卒業後、その活動を続ける場所が少ないですよね」と応じる。EXPG高等学院との連携によって、学生が競技やダンスを続けられる環境が生まれることに期待を寄せた。
この日は、中務によるダンスワークショップも行われた。参加したのは同大学のダンス部と新体操部の学生たちだ。題材として、ちゃんみなの「Never Grow Up」を選曲し、自作の振り付けを解説。鏡越しに丁寧に動きを分解して説明しながら、学生たちと何度も反復していく。こうした光景が今後増えていくのかとイメージできる時間だった。

































