北島三郎、90歳に 加山雄三、小林旭、高木ブー……80代後半~90代、今なお続くそれぞれの音楽人生

 10月4日、北島三郎が90歳=卒寿を迎える。ほかにも、89歳の加山雄三、87歳の小林旭、93歳の高木ブー。昭和の時代からキャリアを築きながら、令和の今もなお音楽と関わる姿は、まさしくレジェンドだ。

北島三郎(90歳/1936年10月4日生まれ)

 1962年6月、「ブンガチャ節」でデビュー。「函館の女」をはじめとした“女シリーズ”をはじめ、「北の大地」や「函館音頭」など、故郷である北海道をテーマにした楽曲を多くリリースしてきた。代表的なヒット曲には「兄弟仁義」や「与作」といった作品が並び、「まつり」は日本文化を代表する楽曲として広く親しまれている。原譲二のペンネームで作詞作曲も手がけ、憲三郎&ジョージ山本の「浪漫-ROMAN-」をはじめ、北山たけし、大江裕、原田悠里らへ楽曲提供も行っている。近年も新曲をリリースしており、2025年11月にリリースした「吾が道を行く」は、自身の作詞作曲による楽曲だ。

吾が道を行く

 2022年には芸道60年の集大成として楽曲サブスクリプション配信が解禁され、その数はなんと全747曲。昨年11月には公式YouTubeチャンネルを開設し、漁船セットを用いた「北の漁場」など、過去の公演のライブ映像をいつでも楽しむことができるようになった。ときには力強く聴く者を鼓舞し、ときには憂いを滲ませながら傷ついた心を癒やす。情感豊かな歌声で、64年にわたって日本の音楽シーンを歩んできた、まさしく歌謡界のトップ。芸道64年の功績をたたえ、『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』では特別功労賞が贈られている。

北島三郎「北の漁場」(Live at 明治座 2014)

加山雄三(89歳/1937年4月11日生まれ)

 1960年に映画『男対男』で俳優デビュー、自身が主演した映画『エレキの若大将』の主題歌を収録した『君といつまでも』は350万枚の大ヒットを記録したほか、「お嫁においで」「海 その愛」「夜空の星」といった多数のヒット曲を持ち、弾厚作として「サライ」の作曲も手がけた。学生時代からバンド、ボクシング、スキー、サーフィン、クルーズなど多趣味で、なかでもギターの腕は有名だ。映画『エレキの若大将』の劇中でモズライト社のギターを使用したことを契機に、同社より加山雄三モデルのギターが発売されたことも。

君といつまでも

 音楽と海をこよなく愛し、遊びにもとことんこだわる姿勢から、世代を超えた幅広いアーティストから敬愛されている加山。1997年に“還暦”を記念して発売されたトリビュートアルバムには、カールスモーキー石井、THE ALFEE、槇原敬之、玉置浩二、TOSHI(現Toshi)などが参加。“喜寿”を迎えた2014年には、MONGOL800のキヨサク、スチャダラパー、ウエノコウジらとロックバンド・THE King ALL STARSを結成し、『ARABAKI ROCK FEST. 13』に出演した。

加山雄三とザ・ヤンチャーズ「旅人の詩」MV

 2022年末をもってコンサート活動を終了したが、“米寿”を迎えた2025年には、森山良子、南こうせつ、さだまさし、THE ALFEEによるザ・ヤンチャーズが加山の芸能生活65周年と米寿を記念した『トリビュートライブ 加山雄三のすべて』を開催し、加山本人もサプライズで登場。同年に、加山とザ・ヤンチャーズ名義で新曲「旅人の詩」もリリースされている。

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