Number_iが踏み出すネクストフェーズとは? 平野紫耀&神宮寺勇太&岸優太、“世界”を照準に捉えた新シングルにかかる期待

 いよいよ9月23日、Number_iの4thシングル『REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL』がリリースされる。シングルの全貌が少しずつ見え始めるなか、現在のNumber_iが向かおうとしている新たなフェーズへの期待も高まっている。

 Atlantic Records移籍第1弾シングルとなり、日本5大ドーム公演を含む初のワールドツアーを控えるなかでリリースされる今作。3つの表題曲に加え、CDの各形態には平野紫耀プロデュースの「NUMBERS PT.2」、神宮寺勇太プロデュースの「DEJA VU CLUB」、岸優太プロデュースの「PATRASCHE」がそれぞれ収録される。

 収録曲のなかで、7月に先行配信されたのが「BUGS LIFE」だ。本曲のプロデュースを手掛けた神宮寺は、リリース同日に行ったInstagram Liveで、下半期のテーマをグループ内で打ち合わせした際に“デジタル感のある曲×Number_i”という話が挙がったことを明かしていた。その言葉を体現するように、「BUGS LIFE」はフォンクをベースに、電子音を散りばめたサウンドが印象的な一曲。〈バグ〉という言葉を繰り返すフレーズも、高い中毒性を放っている。また、アスキーアートを用いたティザー映像や、そこから繋がるストーリーを描いた奇想天外なMV、あえて3人の動きをずらすなど“バグ”のようなダンスまで、Number_iらしいユーモアに満ちた作品だった。

Number_i - BUGS LIFE (Official Music Video)

 「BUGS LIFE」と同じく、デジタルというモチーフを持つのが「DIGITAL GIRL」だ。今春に3人がロサンゼルスを訪れた際に制作が始まった楽曲で、デジタル社会への風刺と本物の愛を信じることをテーマにしているという。9月10日からSNSで公開された音源の一部からは、英語詞の爽やかでドリーミーな楽曲の印象を受けた。

 しかし、9月16日深夜放送の『Number_iのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で解禁されたフル音源を聴くと、その印象は覆された。イントロから飛び込んでくるのは、鋭く切り裂くような電子音。強烈な緊張感が走ると、そこへ日本語詞の高速ラップが畳みかけられる。切なさを滲ませたプリコーラスから、開放的なサビへ。キャッチーなメロディに乗せて、自分の世界をかき乱してほしいと願うほど、相手に強く惹かれていく心情が歌われている。きらめきと浮遊感のなかにノイジーな電子音が入り混じることで、楽曲のテーマにも繋がるような、夢見心地な甘さだけではない危うさが感じられた。

 『オールナイトニッポン』では、2番のサビ前に入る衝撃音に、実際に風船を割った音を使用したことも語られていた。その音を取り入れることで、恋愛の夢見心地な状態から目が覚めるような雰囲気が表現できたという。制作中に平野がたまたま風船を購入していたことから生まれたアイデアだったそうで、そんな偶然が重要なアクセントへと変わったミラクルも、この一曲には宿っているのだろう。

 そして、残る表題曲は「REBON」。和の要素とヒップホップを融合し、Number_iの独創性を強く印象づけた楽曲「BON」の続編にあたるという。「BON」が発表された2024年5月、グループはデビューからまだ5カ月目というタイミングだった。そこから2年以上にわたり、国内外でさまざまな挑戦を重ねてきた3人が、「BON」の続きをどのように描くのか。現時点で明かされている情報が限られているからこそ、想像は膨らむばかりだ。

 すでに公開されている情報や楽曲からは、今作に込められたNumber_iらしい遊び心と挑戦が随所に感じられる。今後も彼らは自分たちの信じる音楽を通じて、自らをアップデートしていくのだろう。9月23日、シングルの全貌に触れられる日を楽しみに待ちたい。

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