TOMORROW X TOGETHER、日本5thシングルプレミアムライブで満喫した夏祭りと“難題”ミッション! 今夏迎えた最新の現在地
日本5thシングル『セツナハナビ (Setsuna Hanabi)』をリリースしたTOMORROW X TOGETHERが8月19日に東京・東京ガーデンシアターにてプレミアムライブを開催した。
この日、TOMORROW X TOGETHERは白色を基調にした衣装でステージに姿を現した。登場の瞬間、早くも会場を歓声が包む。これまで屋外での発売記念ライブ/ショーケースの開催が多かったものの、この日は屋内のホールでの開催に、メンバーは「これまで以上にMOA(ファンの呼称)がいる」と目を輝かせる。
のちに「一緒に素敵な時間を過ごしたいと思います」(SOOBIN)と口にしていたが、“プレミアムライブ”の名にふさわしく、この日は特別な演出の連続だった。フォトセッションののちに「Nice to Meet Ya」のイントロが鳴り響くと、メンバーはいきなりアリーナに登場。突如至近距離に現れた5人に、会場は大きな熱狂の渦に包まれた。MOAとハートを作ったり、歌いながらハイタッチをしたり、自身が歌っていないパートでは両手で手を重ねる姿も。特別な夜のスタートだ。
「僕がいちばん(皆さんに)会いたかったです」(HUENINGKAI)、「忘れられない夏を過ごしましょう」(BEOMGYU)などそれぞれの挨拶を経て、シングル『セツナハナビ』についても語られた。タイトル曲「セツナハナビ (Setsuna Hanabi)」は、避けることのできない別れの瞬間を真夏の夜の花火に喩えた楽曲。サウンドは、アグレッシブなシンセサイザーとリズムを軸にしたブラジリアンフォンクを採用し、「別れがこないでほしい」と心のなかで願う気持ちが、メンバー5人のボーカル表現によって描き出されている。
その後に披露されたのは、10月2日公開の映画『沖晴くんの涙を殺して』の主題歌「Silence」。YEONJUN、HUENINGKAI、SOOBIN、TAEHYUN、BEOMGYUへと順にメロディが受け継がれていく8thミニアルバム『7TH YEAR: A Moment of Stillness in the Thorns』のタイトル曲「Stick With You」では、終わりの見えた愛を引き留めようとする心情が切なさを助長させるメロディに乗って歌われる、静と動が象徴的なロックバラード「Silence」、繊細さが求められるダンスポップ「Stick With You」。5人の変化と成熟の道筋がよくわかる2曲だった。
司会の古家正亨が法被にねじり鉢巻姿でステージに現れると、その後ろには“かき氷”や“型抜き”などの文字が掲げられた屋台が登場する。「メンバーと一緒に作りたい夏の思い出」をアンケートで募集し、そのなかでいちばんリクエストが多かったという「夏祭りのゲーム」にチャレンジする企画だ。「夏祭りの遊びといえばこれ!」という定番のゲーム、輪投げ、型抜き、スーパーボールすくい、ヨーヨー釣りに加えて、かき氷早食いも含めた5つのゲームに挑戦。しかし、失敗が連発。SOOBINは輪投げ、BEOMGYUは型抜きに挑戦するもともに失敗。続くTAEHYUNはスーパーボールすくい。30秒で10個すくえたらクリア、ポイはふたつまで使用することができるというルールのもといざスタートするが、開始2秒でひとつ目のポイが破れてしまい、不穏な展開に。その後も諦めずにすくい続けるものの、合計4個をゲットしてふたつ目のポイが破れてしまい、チャレンジは失敗。YEONJUNはヨーヨー釣りに挑戦することに。30秒以内に3つゲットできれば成功となる。与えられるこよりはふたつということで、「ちょっと待ってくださいね……」と吟味してこよりを厳選。果敢に挑戦するも、こよりは切れてしまい、こちらもチャレンジ失敗に終わってしまった。
ここまで挑戦した4人全員が失敗続き。最後の挑戦者はHUENINGKAIだ。彼には、YEONJUNとTAEHYUNが作ったかき氷(HUENINGKAIリクエストによりレモン味)を30秒で完食するというミッションが与えられた。「少し、お願いします」というHUENINGKAIのリクエストに、「絶対食べられないくらいたくさん作ろう」とガン無視のふたり。しまいには「(HUENINGKAIも失敗して)全員で次に進もう」という声まで聞こえてきた。もはやルールなど無視である。HUENINGKAIの「やめてください!」という声も虚しく、かき氷はYEONJUNとTAEHYUNの懸命な氷削りによって大盛りとなった。勢いよく食べ始めたYEONJUNとTAEHYUNだったが、途中で頭がキーンと痛くなったようで、手が止まってしまい、あえなくミッションは失敗に終わってしまった(HUENINGKAIは「実は次のミッションがやりたかったから、わざと食べ切らなかった」と言っていたが)。
続いては、「ひとこと胸キュンチャレンジ」へ。夏祭りのシチュエーションで胸キュンフレーズを放ち、会場の歓声の大きさによって成功/失敗が判断される。ポイが破れてその穴からMOAを覗きながら「あっ! 穴の向こうにかわいいMOAちゃん発見!」と放ったTAEHYUN、ゲットしたヨーヨーを手に「これ、あげる。僕のハートも一緒に入ってる」と恥ずかしかりながら口にするYEONJUN(なぜかやり直しをさせられていた)に続き、BEOMGYUは花火のシチュエーションのもと「花火もきれいだけど、MOAのほうがもっときれいだよ」と放つが、いまいち歓声が響かない。「胸キュン、ない!?」と困惑のBEOMGYUは、かわいこぶって再びリピート。無事に歓声が大きく響いた。HUENINGKAIは、かき氷の最後の一口をあげるという設定のなかで「食べる? MOAみたいに甘いでしょ?」とスプーンを持った手を伸ばす仕草まで披露。ラストのSOOBINは、人混みのなかでMOAを見つけるというシチュエーションで、「あっ、いた! ほら、はぐれないように手を繋ご」とジェスチャー付きでチャレンジし、大きな歓声が響き渡った。先ほどの失敗続きから大逆転、今度は全員が見事ミッションクリアを果たしたのだった。
8月14日に誕生日を迎えたHUENINGKAIへのサプライズでのお祝いを経て、再びパフォーマンスタイムがスタート。「君じゃない誰かの愛し方 (Ring)」に始まり、「ひとつの誓い (We’ll Never Change)」「きっとずっと (Kitto Zutto)」「永遠に光れ (Everlasting Shine)」「紫陽花のような恋 (Hydrangea Love)」「Force」と続いた、これまでリリースされた日本オリジナル楽曲を連ねたスペシャルメドレーだ。そして、ラストは「セツナハナビ (Setsuna Hanabi)」。音源は言わずもがな、メンバーの演技力がここにきて最高潮に達したMVだけでもその表現の深まりを感じたが、やはりパフォーマンスとなると、絶大なパワーをもってこちら側へとそのあり方が伝わってくる。瞬間瞬間の表情、ふと床へと落とした視線、刹那伸びていく指先……「セツナハナビ」の本当の姿に触れた感覚になる。最高を更新した現在地を見せてくれた充実の60分だった。
TOMORROW X TOGETHERは今後9月26日にアメリカ・ニューヨークのセントラルパークで開催される『2026 Global Citizen Festival』に唯一の韓国アーティストとして出演することが決定している。