新着MVランキング:TAKARA「Time is money」首位 『ノノガ』から1年半、磨き上げたスキルで切り拓く新たな道
MV Chart Forcus
毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした音楽関連の新着動画から上位10作品/楽曲を取り上げ、ランキング化&レビューしていく連載「MV Chart Focus」。8月7日~8月13日のウィークリー新着のTOP10は以下の通り(※1)。
1位:TAKARA「Time is money」MV
2位:Ado「モンストロ」MV
3位:Mrs. GREEN APPLE「クスシキ」from『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』
4位:葛葉「王道」MV
5位:FRUITS ZIPPER「1,2,3,FOOOOUR」MV
6位:ジャミロクワイ「Virtual Insanity」MV
7位:ゆこぴ「将棋一番!」MV
8位:宝鐘マリン「きゃぴ」MV
9位:M!LK「Kiss Plan」MV
10位:HANA「BAD LOVE」from『Spotify On Stage Tokyo 2025 -Year-End Special-』
今回取り上げるのは、TAKARAの「Time is money」。TAKARAは、BMSGとちゃんみなによるガールズグループオーディション『No No Girls』に参加し、オーディエンスから大きな注目を集めたASHAとKOKONAによるユニットだ。『No No Girls』の完結からおよそ1年半を経たデビューとなる。
8月5日にYouTubeチャンネルにアップロードされた動画でTAKARAの始動がアナウンスされ、印象的なティーザーを挟んで8日に発表された本作。作詞作曲をASHAとKOKONA自身が手掛け、プロデュースとしてちゃんみなの名前もクレジットされている。アグレッシブなUKドリル系のビートは、作曲にクレジットされたMONJOEの手によるものだろう。シリアスかつドラマチックでケレン味をたっぷりたたえた展開は、力強くもクールさを損なわないふたりのラップを強力にサポートしている。
ゴリゴリのビートとタフなラップのコンビネーションが醸し出すダークな印象とは裏腹に、リリックの内容は1年半という決して短くはない時間をかけて、ちゃんみなをはじめとした周囲のサポートを得ながらスキルを磨き上げてきた経験を誇るポジティヴな内容。ボースティングよりも先に感謝の言葉が印象的に登場することからもわかるように、「この努力とサポートに見合った成功をもぎ取る」という決心と自信がみなぎる言葉は、おそらく『No No Girls』時代から彼女たちを追ってきたファンには、より芯から響くものになっているだろう。
MVやアートワークは、和語からとったユニット名にもうかがえるように、日本的な意匠を取り込んだもの。やはり最もインパクトがあるのは、ティーザーでも大きくフィーチャーされていたデコトラだ。ギラついた装飾を内にも外にもふんだんに纏わせ、パワフルに疾走するデコトラの姿は、楽曲の持つケレン味ともマッチしているし、なによりもふたりの勢いをそのまま示しているかのようだ。
HANAが全国ツアーやフェスへの出演を重ねるなど順調に活動を続けるなか、レーベル「NO LABEL ARTISTS」から『No No Girls』で出会った才能をサポートし、世に送り出しているちゃんみな。「Time is money」に続いて、まもなくデビューEP『宝』のリリースを控えるTAKARAのふたりはもちろん、「NO LABEL ARTISTS」の今後の動きにも注目していきたいところだ。
※1:https://charts.youtube.com/charts/TopVideos/jp/weekly