RIN(リーダーズ)×仲川瑠夏(ふるっぱー)×矢部ユウナ 異色鼎談 “好き”で繋がる原宿&ストリートカルチャーへの愛

「るなぴは新しいアイドル像を作っていってる」ーーそれぞれへのリスペクト

ーー3人それぞれの活動についてはどんな印象を持っていますか?

矢部:るなぴもRINちゃんも自分の好きなものという芯はありつつ、表舞台では自分の役割をかわいく、かっこよく全うしているのが本当にすごいなって思います。プライベートで仲良くしてもらってますけど、画面越しに見るとあらためてハッとさせられるというか。先陣切って今の時代を、音楽を作ってる2人は本当にすごいと思います。

仲川:私の場合、好きなことは追求するんですけど、けっこう飽き性なところがあったりもするんですよ。ある程度まで行くと次のフェーズに進んじゃうというか。でもユウナちゃんはそこが一切ブレず、好きなことを突き詰めているのが本当にかっこいいですよね。常にDJの練習をしているし、常に音楽の知識をたくさんインプットしてる。それを長く続けている姿は、同じ音楽好きとしてはほんとに誇らしいですよね。かっこよすぎて、私にはなりたくてもなれないなってすごく思います。

矢部:嬉しいー! 照れるね(笑)。

仲川:で、RINちゃんはリーダーズとして海外でもたくさん活動して、バズってるのが本当にすごいなって思う。海外でのライブって日本以上に全身からエナジーやパワーを溢れ出してパフォーマンスしないといけないと思うんですけど、そういう部分って自分でコントロールするのがすごく難しかったりするんですよね。でもリーダーズ、RINちゃんはそこがもうしっかり確立している感がある。そういうブレない姿を世界の人までちゃんと届けられているんですよね。それが本当に素晴らしいことだなって思います。あとはね、私は本当にダンスが苦手なので、RINちゃんのダンスには毎回、感動してます。ほんと意味がわからない、骨がない人みたいな動き方するから(笑)。そういう技術面でも本当にリスペクトしてます。

RIN:いっぱい褒めてもらえて嬉しい(笑)。私はね、ユウナちゃんとるなぴの2人に共通するのは、“好き”に向かっていく気持ちがとても強いことだなって思ってて。好きなことを突き詰め、それを自分の武器にして個性を表現、発信していくって簡単なことじゃないですよね。ユウナちゃんはそれを10代からずっと続けてきたからこそ、今があるんだなってすごく感じます。ユウナちゃんの好きな音楽やファッションがひとつのカルチャーになってる感すらあるなって思う。私もそうだけど、ユウナちゃんが好きなものを自分も好きになりたいって思う人がたくさんいるのは、そういうことですよね。

仲川:それめっちゃわかる! 誰かに似てるとかじゃないもんね。矢部ユウナというカルチャーが出来上がってるから。

RIN:で、るなぴは最初に会った時の印象からしてそうだけど、アイドルという概念を覆していく姿勢にビックリするかな。みんなのイメージするアイドル像って、きっといろいろあるとは思うんだけど、るなぴは新しいアイドル像を作っていってる気がする。アイドルでありながら、自分の好きなこともしっかり発信し続けていることで、るなぴにしか作り出せないアイドル像が生まれるんだと思う。FRUITS ZIPPERの一員であるるなぴと、個人のるなぴがまったく乖離していない、どっちも本物のるなぴであるっていうことが一番の個性じゃないかな。そういう姿勢が確立しているからこそ、今の表現ができているんだと思うし。あとはね、歌が本当に上手!

矢部:確かに! るなぴのバラード大好き!

仲川:いやーん。

RIN:歌に関しても、るなぴがずっと好きだったものがちゃんとにじみ出ている気がするしね。ユウナちゃんもるなぴも、本当に“好き”を自分なりにどんどん形にしていくエネルギーを持っているところがステキだなって思ってます!

仲川:嬉しいですね。自分自身を俯瞰で見ると、もうちょっとアイドルらしさを意識した方がいいのではないかって思うこともあるんですよ。でも、ステージに出ちゃうと暴走が止められないので(笑)。すぐ「イエーイ! 楽しい!」みたいになっちゃうから、「ああ、今日もアイドルらしからぬことをしてもうたな」ってちょくちょく反省するっていう。

矢部:へえ、そんなこと思うんだ(笑)。でも、るなぴのようなアイドルがいたっていいわけだし。それで時代を変えていけるのがすごいと思う。

RIN:ほんとにほんとに。これからのアイドルたちに向けて、るなぴが新しい道を作ってくれてるような気がするよ。私も、今は新しい学校のリーダーズとしてできる表現、普段のRINのままではやらなかったであろう表現に挑戦しているところがあるんだけど、今後は自分の好きなものをどんどん出していけたらいいなと思ってて。結成から11年目にして、メンバーにはまだまだ秘めてる部分がたくさんあるから、そういう個性もお届けできたら楽しそうですよね。そんなことを考えているので、今ちょっとワクワクしてます(笑)。

ーーみなさんが好きで追い求めているHIP-HOPやダンス、DJといったストリートカルチャーについてはどんな印象を抱いていますか?

RIN:私は父の影響で幼少期からHIP-HOPが好きで、その影響でダンスを始めるようになったんです。好きなファッションにもストリートカルチャーの影響は大きいと思うので、私にとっては人生を変えてくれたものだなあっていう印象がありますね。今ではリーダーズの中でラップを主にやるようにもなりましたし。そんな自分にとっての大きなルーツで言うと、やっぱりローリン・ヒルかな。彼女のラップには彼女の思ったこと、感じたことが真っ直ぐぶつけられていて、そこにまったくウソがないところが本当にすごいなって思うんです。独特のリズム感、グルーブも好きなんですけど、やっぱり歌詞の奥深さには本当に憧れちゃいますね。

仲川:私もRINちゃんと同じ。パパが大量にレコードを持っていたので、その影響でいろんな音楽を聴くようになったんですよ。車の中で流れていたのはHIP-HOPとかファンク、ディスコ系が多かったですね。パパが観ていた洋画の影響もあって、小さい頃からストリートカルチャーにはけっこう触れていたと思います。それが今の自分に影響を与えてくれた部分は大きいかな。ただ、小さい頃の私はみんなと違うことがすごく恥ずかしくて、自分の好きなものをずっと隠して生きてきたんですよ。「HIP-HOPが好きなんだよ」とか「NE-YO聴くんだ」とか絶対に言えなくて。

矢部:今のるなぴからは想像できない。

仲川:それが大学生になったくらいから徐々に開放されていくんだけど、決定打になったのは今の事務所に入ってからだよね。この事務所にいるのって、スタッフさんも含めてカルチャーの申し子みたいな人たちばっかりだから(笑)。ユウナちゃんやRINちゃんとも友達になれたりもしたし、「私の本当の世界って、ここなんじゃね?」って思えた。アソビシステムという場所、原宿という場所から自分の“好き”を発信していくのが私のやりたいことだなってすごく思えたんだよね。だから今の私、積極的に自分の“好き”を言える私になれたって感じです。導かれちゃったね(笑)。

関連記事