JIJIM、フジファブリック「若者のすべて」カバーをリリース 全国6都市を巡るツアー『Us』開催も

 JIJIMが、フジファブリックの「若者のすべて」をカバーし、自主レーベル Kilim recordより6月26日にリリースする。あわせて、全国6都市を巡るツアー『JIJIM LIVEHOUSE TOUR 2026「Us」』を開催することを発表した。

 同情報は、自身の企画イベント『Bon Voyage!!!trip4』にて発表されたものだ。JIJIMとフジファブリックは同じ山梨県出身。志村正彦が27歳の時に生み出したこの楽曲を、JIJIMもまた同じ27歳という現在地で鳴らすこととなった。

 夏の終わりの空気や、胸の奥に残り続ける思いを描いた本楽曲が持つ切なさと温かさ、そして時代を超えて愛される普遍性を大切にしながら、JIJIMならではの視点で再解釈している。あえて大きく形を変えるのではなく、原曲が持つ“余白”や情景描写の美しさを受け継ぎつつ、6人編成ならではの有機的なアンサンブルによって、“夏の終わり”の風景をより立体的に描き出した。

 志村正彦と同じく富士吉田の景色や空気に触れてきたJIJIMだからこそ、その風景には彼ら自身の記憶や感覚も静かに滲んでいる。その静かな距離感の中には、6人ならではの呼吸や情景が滲み、夕暮れの光が少しずつ滲んでいくような時間の流れの中で、音は静かに重なり合い、風景そのものが呼吸しているかのような質感を生み出している。

 アコースティックギターの柔らかな響きと軽やかなピアノ、呼吸感のあるリズム隊、浮遊感のあるギター、そしてシンジュ(Vo)のまっすぐな歌声が重なり合い、原曲に流れる静かな熱やノスタルジックな空気感を繊細に表現。さらに6人それぞれの声質を活かしたコーラスワークが、楽曲に奥行きと広がりを与え、ひとつの風景の中に複数の視点が存在するような立体感をもたらしている。音数では描ききれない静けさや温度感、演奏のわずかな揺らぎまでも丁寧に捉えながら、時間がゆっくりと溶けていくような感覚へと導いていく。

 JIJIMがこれまで描いてきた「情景」と「記憶」の世界観と、原曲が持つ普遍性が自然に重なり合った同楽曲。誰の記憶にも残る“あの夏”の続きを、そっと映し出すようなカバー作品となっている。

 さらに、今作のアートワークも、メンバーのホリ!!!(A.Gt/Syn)が担当。「若者のすべて」のオリジナルジャケットに関する考察を着想の1つとしながら、原曲が内包する青春の揺らぎや刹那性を、JIJIMならではの視点で再解釈している。

 印象的なモチーフとなっているのは花火のようにも見える観覧車。その姿は、正位置では夜空を彩る打ち上げ花火として、上下を反転させると儚く燃え尽きる線香花火として立ち現れる。また、原作ジャケットにも見られる“反転”の表現を引用することで、若さゆえの反抗心や既成概念へのささやかな抵抗といった楽曲の奥行きにも静かに呼応している。夏の終わりに漂う高揚と寂しさ、その相反する感情を1枚のビジュアルへと落とし込んだアートワークに仕上がっている。

 10月より開催するツアー『Us』のタイトルには、『私たち』という意味に加え、『明日(Tomorrow)』という響きも重ねられており、その日をともに過ごした一人ひとりの明日や未来をそっと照らすような音楽を届けたいという想いが込められているという。

 全国6都市を巡る本ツアーだが、福岡、愛知、山梨、仙台ではイベント形式にて開催。ゲストアーティストは後日解禁される。東京、大阪ではワンマンライブを実施。東京公演は代官山UNITにて行われ、JIJIMにとって自身最大規模のワンマンライブとなる。

シンジュ コメント

「最後の花火に今年もなったな」
僕の生まれ育った山梨ではこの一節を知らない人は居ないと思います。フジファブリックの鳴らしたこの曲はある街では子供の合唱曲に、ある街では夕方のチャイムに。学生時代から耳馴染みのあるこの楽曲はいつ聴いても素敵だなと感じます。夏の終わりを歌ってくれているこの曲に何度も自分自身を重ね、たくさんの情景を浮かべてきました。
改めて、志村さんがどんなことを感じ書き、その目の前に映る景色はどんなものだったのだろう。と向き合いました。志村さんがこの曲を書かれたのが27歳。僕も今同じ年齢です。
「若者のすべて」というどこか温かみがありながら青い。
このタイトルに感じていた儚さと美しさが今ならわかるのでは無いだろうか。
まだ全てはわからない。けれど、わかりそう。だから、歌わせてもらいたいと思ったのです。
メンバーもまた、音を拾い、この曲が持つ空気や温度を出来るだけそのまま届けられるよう、話し合いを重ねていました。そこには大きなリスペクトがありました。
レコーディング前に富士吉田市出身のホリ!!!が「俺の故郷の歌なんだ」と一言。僕らがこの曲を愛しているのとは全然違う、もっともっと言葉では言い表せないような素敵な物語がその一言にはあるような気がして。この曲が紡いできたドラマに何度も胸が熱くなりました。

僕は、僕らはこの曲から見える景色を、情景を、物語を探しに行こうと思います。
大切な日に、大切な人に向けて僕らはもっとこの曲を知り、この曲から見える景色を自分たちなりに見つけに。

「若者のすべて」

■リリース情報
デジタルシングル「若者のすべて」
配信日:2026年6月26日(金)
配信URL:https://orcd.co/jijim_wakamononosubete

■ライブ情報
『JIJIM LIVE HOUSE TOUR 2026 「Us」』

イベント形式
2026年10月9日(金)福岡・LIVE HOUSE OP's
OPEN 18:00 / START 18:30

2026年10月24日(土)愛知・HeartLand
OPEN 16:30 / START 17:00

2026年10月25日(日)山梨・Live House 鹿
OPEN 16:30 / START 17:00

2026年10月28日(水)宮城・LIVE HOUSE enn 2nd
OPEN 18:00 / START 18:30

ワンマン公演
2026年11月7日(土)東京・代官山 UNIT
OPEN 16:45 / START 17:30

2026年11月23日(月・祝)大阪・Yogibo HOLY MOUNTAIN
OPEN 17:00 / START 17:30

<チケット>
[イベント形式]
3,000円(ドリンク代別)福岡
3,500円(ドリンク代別)愛知・山梨・宮城

[ワンマン公演](東京・大阪)
4,000円(ドリンク代別)
詳細:https://w.pia.jp/t/jijim-tour26/

■関連リンク
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