坂道3グループで進む“次世代キャプテン”の起用 菅原咲月、山﨑天、髙橋未来虹らに託されるものとは?

櫻坂46 山﨑天

 菅原のキャプテン就任をきっかけに見えてくるのは、坂道3グループ全体で若い世代や中堅メンバーがグループを支える立場に入っていることだ。櫻坂46では山﨑天が副キャプテンに就任し、日向坂46では髙橋未来虹がグループ初の副キャプテンを経て、2代目キャプテンに就任した。早い段階で大きな役割を任されている点は、3グループに共通している。それぞれ違う歩み方をしてきた坂道3グループが、今まさに次の体制へ向かっていることが鮮明になった。

 山﨑の副キャプテン就任は、2026年4月11日、『5th YEAR ANNIVERSARY LIVE』DAY1で発表された。キャプテンの松田里奈に続く、櫻坂46の2代目副キャプテンとなる。山﨑は二期生として前身の欅坂46に加入し、櫻坂46への改名という大きな転換期も経験してきたメンバーだ。若くしてセンターを務め、現在の櫻坂46のイメージを形作る上でも大きな役割を担ってきた。

櫻坂46『何歳の頃に戻りたいのか?』

 副キャプテンに選ばれた背景には、山﨑がグループの変化を見てきた存在であり、同時に今の櫻坂46のアイデンティティをステージで示してきたメンバーであるという点が考えられる。パフォーマンスの強さや集中力でグループを引っ張ってきた山﨑が、今度は内側からもグループを支えていく。三期生がパフォーマンスの一角を担い、四期生も加わった現在の櫻坂46において、山﨑の経験と存在感は次の段階へ進む上で大きな意味を持つはずだ。

日向坂46 髙橋未来虹

 日向坂46では、髙橋が2024年11月に副キャプテンに就任し、翌2025年4月の『6回目のひな誕祭』で2代目キャプテンに就任した。副キャプテンからキャプテン就任までの期間は長くないが、それでも、初代キャプテンであった佐々木久美から直接バトンを受け取る前にこの役職が置かれたことは、日向坂46がグループ初のキャプテン交代をグラデーションのある変化として進めようとしていたことを感じさせる。

 髙橋は、派手に場をさらうタイプというより、周囲を見ながら着実に信頼を積み上げてきたメンバーだ。日向坂46が大切にしてきた明るさや一体感を保つには、前に出る力だけでなく、後ろから支える力も欠かせない。三期生として先輩と後輩の間に立ち、グループの空気を自然に循環させていくこと。そこに髙橋がキャプテンを担う意味があると考える。そして、髙橋がキャプテンとなった今、副キャプテンという役職が今後どのように引き継がれていくのかも、グループの新体制を見極める上でひとつのポイントになるだろう。

日向坂46 Blu-ray&DVD『6周年記念MEMORIAL LIVE ~6回目のひな誕祭~ in 横浜スタジアム -DAY1 & DAY2-』ダイジェスト映像

 菅原のキャプテン就任は、乃木坂46にとって大きな節目である。同時に、山﨑の副キャプテン就任、髙橋のキャプテン就任と並べて見ると、坂道3グループがそれぞれ次の体制へ進もうとしていることも見えてくる。これから問われるのは、新しい役職に就いた3人が何を大きく変えるのかではなく、それぞれのグループが大切にしてきた空気を、どのようにして繋いでいくのかということだ。菅原、山﨑、髙橋が中心、そして中心に近い場所でどんな表情を見せ、どんな形でメンバーを支えていくのだろうか。新たな体制のもとで、坂道3グループがどのような変化を見せるのか、注目したい。

※1:https://mezamashi.media/articles/-/297104

坂道グループ新世代は今、何を担っているのか? 乃木坂46・櫻坂46・日向坂46――新期生の現在地

乃木坂46 六期生、櫻坂46 四期生、日向坂46 五期生。坂道グループの新世代加入から1年を経て、それぞれがグループの中で少しず…

櫻坂46、“再生”からの5年間を肯定するステージ 初のMUFGスタジアム(国立競技場)に刻んだ熱狂と決意表明

櫻坂46が坂道グループにとって初となるMUFGスタジアム(国立競技場)で、5周年記念ライブ『5th YEAR ANNIVERSA…

関連記事