SUKISHA、かいじゅうと花束、Itsuki Miyamura、Bob、池田理論……【TuneCore Japan コラボ】次世代アーティスト紹介 Vol.5

 「誰でも」世界中(185カ国以上)の配信ストア・プラットフォームへ配信できる、ディストリビューションサービスを展開しているTuneCore Japan。同社とリアルサウンドがコラボレーションし、インディペンデントアーティストの楽曲プロモーションをサポートする企画「MEDIA NETWORK」では、注目すべき次世代アーティストたちの独自性や魅力について、より音楽的な視点からレビューしていく。

 第5回となる今回は、Itsuki Miyamura「My Era (feat. 重音テト) [Refine]」、Bob「マジックアワー」、池田理論「Generation Z」、SUKISHA & _moh_「Lazy Sunday」、かいじゅうと花束「好し」の5作品をピックアップした。(編集部)

Itsuki Miyamura「My Era (feat. 重音テト) [Refine]」

 多彩な音楽エッセンスを取り入れた創作を重ねているトラックメーカー Itsuki Miyamura。「My Era (feat. 重音テト) [Refine]」は、冴えないことが多い日々をぼやきつつ、ささやかな楽しみも見出せている状況を描いている。「希望に満ちあふれているわけではないが、絶望しきっているわけでもない」という「ギリギリ勝ち越しなのかな?」とでも言うべきこの感覚は、共感するリスナーが少なからずいると思う。音声合成ソフトウェア 重音テトのラップを通じて人間の声による表現とはまた別の形のエモーショナルさを感じ取れるのが面白い。デジタルミュージック=無機質ではなく、人力ではないからこそ醸し出せる熱があるのだと、この曲を聴くとよくわかる。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/Itsuki-miyamura
配信リンク:https://linkco.re/dsXZTbTD?lang=ja

Bob「マジックアワー」

 大阪が拠点の3ピースロックバンド Bob。「マジックアワー」は、ギター、ベース、ドラム、キーボードの編成で活動していた高校の軽音部時代に生まれたのだという。ほんのわずかな時間である“マジックアワー”をモチーフとしながら、「将来への不安」「未来が漠然としているからこそ手放したくない夢」「子どもと大人の狭間である時期に抱く感覚」を曲に刻んでいる。緩急、静動を行き来しながら熱量を高める3ピースサウンドには、キーボードが含まれていない。高校の頃には鳴っていた音の欠落が醸し出す寂寥感は、高校時代と地続きの感情が3人の胸の内で今でも息づいていることを伝える。エンディングの〈だけど〉のその先に仄かな希望の気配を見つけられるのも、この曲の味わい深さだ。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/bob_tapetum
配信リンク:https://linkco.re/R3qyZuqq?lang=ja

池田理論「Generation Z」

 作詞/作曲/編曲/歌唱/映像を自ら手掛ける池田理論。「Generation Z」は、“Z世代”と称される層の心情を歌っている。大雑把に一括りにされ、偏見に根差した一方的な決めつけを受けることへの違和感を描いた歌詞が生々しい。暴力や罵倒などと較べると認識されにくいが、悪意、皮肉、蔑みの感情を含む小さな言葉や態度の積み重ねは、受け手の心の傷を着々と深めていく。年齢が若く、社会的に認められにくいZ世代が浴びることが多々あるはずの言葉に対して、この曲は徹底抗戦している。淡々としたトーンでありつつもグルーヴィなファンクサウンドにも反旗を翻す意志を感じる。噛みつくだけが反抗ではない。爆音や咆哮による表現とはまた別の形のレベルミュージックを示す曲だ。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/ikeda_theory
配信リンク:https://linkco.re/NYeh9rET?lang=ja

SUKISHA & _moh_「Lazy Sunday」

 作詞/作曲/編曲/演奏だけでなく、ミックス/マスタリングまでを手掛けるマルチアーティスト SUKISHA。これまでに制作した楽曲のストリーミングの総再生回数は、1億回を突破している。ドイツ在住の日本人シンガー/バイオリニスト _moh_を客演に迎えた「Lazy Sunday」が描いているのは、怠惰な欲求にとことん身を任せる休日の風景。程よく脱力しつつも抜群にグルーヴィなビート、随所に散りばめられた生のヴァイオリンのオーガニックな響きが心地よい。「何もしない」は「有意義なことをしなければ」という強迫観念から逃れられない日常の対極にある贅沢。アクティブなレジャーも楽しいが、インドアライフにも喜びがたくさんある。部屋どころか寝床からも出ないで過ごしたいときもある人にもおすすめしたい。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/sukisha
配信リンク:https://linkco.re/hhr2svNF?lang=ja

かいじゅうと花束「好し」

 2022年に埼玉県入間市内の高校の軽音楽部で結成された男女5人組バンド。お寿司が好きなので「好し」と書いて「すし」と読ませるタイトルを掲げたこの曲は、高校3年生のときに制作。「お寿司が大好き!」という想いをありのままに表現した“お寿司讃歌”に仕上がっている。ロックだけでなく、アニソンやボカロもたくさん聴いて育ってきたことが窺われる怒涛の展開のなかに和楽器の音色と旋律、80’s的な華々しいシンセサイザーの鳴り響かせ方、ライブで観客と交わせるコール&レスポンスのポイントを盛り込み、明るく踊れるダンスロックに上げている。終始ハイテンションなバンドサウンドとゆるゆるとしたトーンの歌声のコントラストが独特。不思議な昂揚感が醸し出されている。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists?id=1028019
配信リンク:https://linkco.re/um8s45zA?lang=ja

■関連サイト
TuneCore Japan:https://www.tunecore.co.jp/
MEDIA NETWORK:https://www.tunecore.co.jp/wanted/medianetwork

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