GANG PARADE THE LAST ROAD Vol.1:アイナスター「解散後は遊び人になります」 見つけた居場所、注がれた愛

グループ加入後は「『祝福されるためには頑張らなきゃいけない』と考えすぎてた」

――13人でステージに立ったのは、5月21日の横浜ベイホールでした。

アイナスター:今振り返ると、あの頃の私はいろいろなことについて固く考えすぎてましたね。メンバーに対してもそうだし、遊び人に対しても。「私が昇格して加入したことを納得させられなきゃダメだ」とずっと固く考えていて。最初のライブの時も「イエーイ! デビュー日!」っていうよりは、「ここでちゃんといいライブをしないといけない」「私が入ったことを後悔させたくないし、裏切りたくない」「祝福されるためには頑張らなきゃいけない」と考えすぎていたというか。でも、アンコールの「CAN’T STOP」で、ステージから見た景色がきれいすぎて……遊び人のみんなが手を繋いでいて、バンドライトがキラキラ光ってるのを見て、自然と涙が出てきて。「ここが自分の居場所になるんだ」「こんなに幸せなことはないな」と思って、本当に幸せな気持ちになりました。

――ギャンパレのメンバーになってからは、積極的に意見を言うようにもしていましたよね?

アイナスター:「(意見を)言っていったほうがいい」とマネージャーさんに今回は言われていたんです(笑)。私、いろんな人から「空気が読めない」と言われていたので、「空気が読めないのを活かして先輩たちに物怖じせずに思ったことを言ったほうがいい」と。でも、「積極的に意見を言っていかないと認めてもらえないんだ」という考え方になっていたと思います。つまり、気負ってたということですね。

――気負わない、自然なアイナスターになれたきっかけは?

アイナスター:2025年と2024年の3月に『東京マラソン』に出たんです。素直になれたのは、最初の東京マラソンの時でした。

――『東京マラソン』、出る人をどうやって決めたんですか?

アイナスター:立候補制でした。「やりますか?」というお話をいただいた時、私は「最悪!」と思って(笑)。走りたくなさすぎて、物陰に隠れてうつむいてたんですよ。すぐに「走りたいです」、「楽しそう!」と言ってるメンバーを見て、「『チャレンジしてみよう』と思える気持ちが人に愛されるかどうかの差だ」というのを感じました。「これじゃん!」「そこじゃん!」と。でも、走りたくなさすぎて(笑)。小っちゃい頃も、クラスのみんなで鬼ごっこをしようってなっても、もはや校庭に行かないタイプでしたからね。

――迷っていた時、背中を押してくれたのは?

アイナスター:ココです。「走ろうよ!」と誘ってくれて。ラーメンを食べながら話し合って、決意しました。立候補した理由についてインタビューで話した時も、もう無駄なことは考えずに素直でいようと思って、「遊び人に好きになってもらいたいからです」と言ったら、みんなすごく応援してくれました。「ああ、こういうことでよかったんだ」とあらためて思いましたね。

――ギャンパレはメンバー各々が個性を引き出し合って支え合う雰囲気がすごくあるから、素直でいたほうがいいというのもある気がします。

アイナスター:ですね。天真爛漫でいることに関して、「私はそういう性格じゃないから」とは思わなかったですし。それに、遊び人からの愛だけは諦めきれなかったから(笑)。

――「パショギラ」の「お待たせしました、アイナスター!」というコール、遊び人に愛されていなかったら起こらないですよ。

アイナスター:本当に嬉しいです。あのコールが浸透して、「あのコールのためにライブにきました」と言ってくれる遊び人もいますし。

関連記事