IMP.「この7人で走り続けることが使命」 運命のシングル『INVADER』、再確認する魂の温度
漠然と描いていた新しいIMP.像をがっつり超えてきた(松井)
佐藤:僕は間奏の部分が、とてもかっこよくて気に入ってます。
影山:ダンスがめっちゃいいよね。
佐藤:うん。間奏はIMP.らしいダイナミックなパフォーマンスができる箇所だと思っていて。僕たちはダイナミクスを意識してパフォーマンスしてきたところもあったので、振り付けもそうですけど、僕たちのスタイルと見事に合ってる楽曲だなって感じました。
椿:CDジャケットで表現している“青の爆発”のような世界観の通り、冷静に燃え上がっていく感覚は、僕たちの大事にしているポイントなんです。「INVADER」は侵略者という強いイメージを持ちながら、2番では奏がまったく違う声色を出して曲調が一気に変わったりと、楽曲のなかでいろんな表情が見えてきます。間奏のダンスも、これまでのように「この曲で200%出し切る」というタイプとは違って、しっかり構築された振り付けになっていて。従来の勢いとは異なる洗練された要素もあるので、MVの雰囲気、音源で聴いた時、そしてパフォーマンスを観た時で印象が大きく変わると思います。何度聴いても新しい楽しみ方を見つけられる曲になっているので、いろんなシングルを重ねてきたIMP.だからこそ出せる新しい一面を、楽しんでもらえたらうれしいです。
松井:勢いがあって、とてもIMP.らしい楽曲ができたなと思ってます。楽曲ができて、振り付けがついて、MVの資料が届いて、実際に撮影した時に、みんなが言ったように「今回は攻めてるな」と思ったし、いい意味で尖った作品になったと思いました。これまでのダンスナンバーや漠然と描いていた新しいIMP.像をがっつり超えてきた作品が出来上がったな、と思うんですよね。MVにも、監督だったり、振付師の方だったり、いろんな方々による解釈の「INVADER」が注入されている。それらを混ぜて今の自分たちが歌うことで、これまでより1段も2段も尖りながら攻めた作品ができあがったなと思います。
鈴木:初めて曲を聴いた時、一曲のなかで緩急がとてつもない曲だなって感じて。その要因は、疾走感があって軽快なイントロからあのサビに着地する、そのギャップが大きいと思うんです。その振れ幅によって、一曲を通して物語が見えてくるんですよね。Bメロのちょっと壮大で穏やかなメロディから、曲の体温がどんどん上がって行って、サビでドロップする。僕自身も踊って歌っていても、気持ちが上がるんですよね。
――サビの〈GAMMA-GAMMA-GAMMA Ray〉は、鈴木さんの特徴的な声が光っていますね。
鈴木:サビのレコーディングは、僕の持ち味でもある“低音の歌”で引っ張っていけたら、という思いで、全身全霊を込めて低い〈GAMMA〉を出しましたね。あと、振付師の方が「侵略者だけど、乱暴な侵略者じゃなく、フォーマルなスーツを着ているようなイメージ」とおっしゃっていて。それが僕らのなかでもしっくりきたんです。だからこそ、サビに向かって盛り上がるパートや、勢いのあるダンスから急に動きを封じ込めたかのような振り付けになるギャップも、「INVADER」というタイトルから想像するような単純な動きではない表現になったと思います。MVやテレビでのパフォーマンスを観てくださる方にも、楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。
横原:歌詞、タイトル、ジャケットなど、トータルで世界観の強い楽曲ではあるんですけど、そこに込めた僕らの意味とか意図はあまり気にせず、自由に聴いてほしいですね。僕らは先ほどお話ししたように、ホールからアリーナへと着実に規模を広げてきている。ただ、いわゆる“バズ”をきっかけに大きくなってきたわけではないと思うんです。そういう意味では、かなり珍しいタイプのグループかもしれない。
鈴木:たしかにそうだね。
横原:最近は、SNSなどで曲がポンとひとつバズって、そこからいろいろな楽曲が広がっていくアーティストの方も多いですよね。でも、僕らは今日までそうしたきっかけがなくても、少しずつ知名度や規模を広げることができている。だからこそ、そろそろ一度はバズってみたいという気持ちもありますね。
全員:(深く頷く)
横原:もちろん「INVADER」に込めた世界観はあるけど、「自分たちのことを知らない人たちに聴いてもらって『かっこいい』と思わせたい」という思いが強いですね。
――最近は、曲全体というよりも曲中のインパクトの強いある一部分が、TikTokなどで拡散されるケースが多いですよね。「INVADER」は全パートにパンチがあるぶん、どこを切り取ってもバズる可能性がありそうだと感じました。
横原:そうですね! 特にサビがインパクトありますけど、そこに至るまでの流れもかっこいいですし。2コーラス目のラップもパフォーマンス込みで最高なので、僕らのことを知らない方たちにも聴いてもらいたいですね。
――ほかにも、基さんが主演を務めているドラマ『ぴーすおぶせーふ』のエンディング主題歌「STRANGER」をはじめ、「Wolf Swag」「Love in love」「Dancin’ In My Head」など、新曲が形態ごとに収録されています。
基:カップリング曲も、今回はジャンルの幅がかなり広いシングルになっています。7人のユニゾンで聴かせるバラード「Love in love」があったり、J-POPの「STRANGER」は自分でも知らない自分にフォーカスを当てた歌詞になっていたりして。背中を押してくれるような、力強くて爽やかな楽曲も揃っています。表題曲の「INVADER」はかなり尖った楽曲ですが、それをきっかけに「ほかの曲も聴いてみようかな」と思ってもらえた時に、「あ、こういうジャンルも歌うんだ」と驚くシングルになったと思います。
――IMP.は今年8月にデビュー3周年を迎えられますが、ご心境はいかがですか?
影山:早いですよね。デビュー曲「CRUISIN'」はライブで何度も歌ってきて愛着もありますけど、「リリースして3年も経つんだ」という驚きが素直な気持ちですね。活動とともに楽曲も大人っぽくなっている実感もあるので、4年目、5年目とどんどん進化していきたいですし、していくつもり。「どんな新しい一面を見せていけるんだろう?」って、楽しみです。
――ちなみに、みなさんがTOBEに合流しようと決めた時のことは覚えてます?
基:覚えてますね。自分たちにとってターニングポイントだったな、とあらためて思います。この先どうなるかわからないなかでも、全員が“この7人でやっていく”ということにこだわった。当時からその気持ちが強かったのは、今思い返しても素敵なことですし、この7人が変わらないのが重要だと思います。3周年をもうすぐ迎えるけど、さっき横原が言ったように、まだまだ僕たち自身は現状に満足してない。それこそ去年から今年のほうがよくなって、着実に自分たちで“やりたいこと”と“目標”に向かって成長はしているけど、やっぱり「わかりやすく売れたい」という気持ちもあって。「IMP.はちょっと休んでもいいんじゃない?」「頑張りすぎじゃない?」と言われるぐらい、明確な形として結果を残したいし、たくさんの人に聴いてほしい。この7人でいることにこだわったからこそ、どうやったら僕らのよさをもっとたくさんの人に知ってもらえるかを今でも模索中ではあるんです。TOBEで活動することを決めた時から現在までを振り返って思うのは、諦めないことが大事なんだな、って。それでしかないというか。今の時代、SNSでバズってそれが売れるきっかけになるルートが多いし、だからこそ何がどうなるかわからないので、僕たちはとにかく一生懸命に目の前のことや目標に向かって、この7人で走り続けることが使命だろうなって思いますね。