ZUMA、redraw、YOWLL、CANTABILE、BANENE……【TuneCore Japan コラボ】次世代アーティスト紹介 Vol.4
「誰でも」世界中(185カ国以上)の配信ストア・プラットフォームへ配信できる、ディストリビューションサービスを展開しているTuneCore Japan。同社とリアルサウンドがコラボレーションし、インディペンデントアーティストの楽曲プロモーションをサポートする企画「MEDIA NETWORK」では、注目すべき次世代アーティストたちの独自性や魅力について、より音楽的な視点からレビューしていく。
第4回となる今回は、ZUMA「カクテル (Gimlet ver)」、redraw「Ditto」、YOWLL「鳥」、CANTABILE「ねないこだれだ」、BANENE「なぁ、ジョンソン」の5作品をピックアップした。(編集部)
ZUMA「カクテル (Gimlet ver)」
2021年に解散したロックバンド ReVision of Senceのボーカリストによるソロ活動での名義が「ZUMA」。3月に配信リリースされた「カクテル (Gimlet ver)」は、昨年12月に配信リリースされた「カクテル」に新たなサウンドアレンジを施している。どちらも歌詞は同じ。別の相手の存在を知っていながらも、肉欲に溺れることを止められない男の姿を描いている。首筋に残る香水の香り、胸元の赤い跡など、嫉妬と背徳感を燃え上がらせる要素の描写が艶めかしい。軽やかなビートとピアノの音色を活かした「カクテル Gimlet ver」は、ブラスやエレキギターを土台としているもともとの「カクテル」に比べてムードが若干明るい。抱く背徳感、倒錯的な快楽の違いをイメージさせてくれる。
アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/ZUMA-2022
配信リンク:https://linkco.re/s1y2sc4y?lang=ja
redraw「Ditto」
アメリカの大学寮でトラックを制作しているプロデューサー dro、日本在住のボーカリスト Ruiによるredraw。「Ditto」とはポケモンに登場するメタモンの英語名で、ポケモンずかん番号132。歌詞のなかで唐突に表れるカタカナのワードは、「ヒミツ=132」「イサミ=133(イーブイのずかん番号)」を示唆しているとわかると、解釈が一気に深まる。「ある部分は少しの違いなのに、能力、華、人気などが大幅に異なる」という現実と直面した末に己を偽ることを選ぶのか? あるいは差異を受け入れながら自分にしかできない輝き方を探すのか? シリアスなテーマを描いているが、切り口のキャッチーさ、どこか少年性を感じるRuiの歌声によって、肩肘張らずに受け止められる。
アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/redraw
配信リンク:https://linkco.re/qsEnqcCr?lang=ja
YOWLL「鳥」
アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/YOWLL
配信リンク:https://linkco.re/AEAgSbgF?lang=ja
CANTABILE「ねないこだれだ」
千葉LOOKが拠点の大学生による4人組ロックバンド CANTABILE。新曲のモチーフは、昭和の頃から愛され続けている絵本『ねないこだれだ』。子どもにとって夜は恐怖と地続きの異世界で、「寝ないとお化けにさらわれる」というストーリーをリアルに受け止められる時間帯だが、成長するなかで捉え方は変化していく。直面する厳しい現実が不眠に繋がることもあるのが夜であり、それは孤独、不安、優しさを知る機会にもなる。そして、真夜中に働きながら世の中を支えている人がたくさんいることも、大人になるとよくわかる。年齢を重ねるなかで広がる視野で自分を縛るのはつまらない。変化を自由へと繋げようとする意志を描いた歌詞がとても印象的だ。
アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists?id=1006741
配信リンク:https://linkco.re/QcTA270M?lang=ja
BANENE「なぁ、ジョンソン」
2025年に始動した札幌の3ピースロックバンド BANENE。「なぁ、ジョンソン」の歌詞は、ドライブをしながら助手席のジョンソンに向かって話しかける言葉で全編が構成されている。広い大地、高い空、まっすぐな道路をイメージさせるカントリー&ウエスタン的なサウンドが心地よい。牧歌的なムードを醸し出すこの作風は、北海道在住のバンドならではのものなのかもしれない。「ジョンソン=助手席にいる友」とする素直な解釈ももちろんアリだが、「ジョンソン=架空の存在」「自分自身への問いかけ」として解釈してみるのも面白い。人生に迷いながらも懸命に自分を励ましている人物の歌として向き合うと、この歌の明るいトーンは、ほろ苦い切なさも帯びる。
アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists?id=987541
配信リンク:https://linkco.re/z2nCPaTm?lang=ja
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