RE-GE 那須ほほみ・禾本珠彩・田崎杏夏デビューインタビュー “はじまり”のスタートラインに立ち、9人で描き出す輝かしい未来
禾本珠彩・那須ほほみ・田崎杏夏がアイドルを目指した理由
ーーみなさんがアイドルを目指したきっかけも教えてください。
那須:私はずっと「自分は絶対アイドルにはなれない」って思っていたんです。家族も音楽をやっているわけじゃなかったし、芸能の世界も遠いものだと思っていたので。でも、前の事務所でグループ活動を始めたときに、最初は苦戦したけど、続けていくうちにどんどん楽しくなっていって。辞めたあとも、元気にしてるかなとか、今何してるかなとか、当時から応援してくださる方の顔がすごく浮かんでいたんです。個人で活動しているときに「遠い存在になった」って言われることもあったんですけど、自分では全然そんなつもりはなくて。だから、もう一回グループ活動をしたいっていう気持ちはずっとありました。それを口に出したタイミングで、このオーディションのことを教えていただいて受けることを決めました。人を笑顔にしたいっていう気持ちは、今も変わらないです。
禾本:私は小さい頃から歌やダンス、表現することが好きで、ミュージカルや映画、ドラマにも出演させていただいていたんですけど、アイドルのオーディションを受けるとは今までは思ってもいませんでした。でも、ずっとアイドルに惹かれるものはあって。アイドルって、複数人で一つの曲を歌うじゃないですか。声質も違うし、得意不得意も違うのに、一曲としてちゃんと成立していて、それぞれの感情を届けている。それが本当にすごいなって思っていたんです。しかも歌って踊りながら、応援してくださる方への敬意も忘れず、何年も努力し続けている。オーディションがあることを知って、実際に自分がオーディションを受けてみて、歌やダンスに向き合う時間を過ごしたときに、「これを何年も続けているって本当にすごいことなんだな」って思いました。憧れと尊敬の気持ちがどんどん大きくなって、自分ももしかしたらできるのかもしれない、やってみたい! と思わせてくれたのが、アイドルの存在でした。
田崎:私はもともと、人でも物事でも、何かに強く興味を持つことがあまりなかったんです。でもそういう自分の悩みで落ち込んでいたときに、アイドルという存在に出会って。本当にたくさん曲を聴いたり、ライブに行ったりして、その時間がすごく楽しくて、「こんなに人生を明るくしてくれる存在っているんだ」って思ったんです。最初は応援するのが好きだったんですけど、ライブを観ていくうちに「客席からじゃなくて、ステージに立った自分を見たい」って思うようになって。そのときにこのオーディションを見つけました。歌もダンスも得意じゃないけど、“好き”という気持ちを大切にしているオーディションだったので、自分にぴったりだなと思って受けました。
ーーでは、あらためてオーディション期間について聞かせてください。リアルサウンドでは毎週コラムを書きながら、その歩みを追ってきましたが、回を重ねるごとにみなさんの表情や言葉、立ち居振る舞いがどんどん変わっていくのが印象的でした。みなさんにとって、あの期間はどんな時間でしたか?
那須:最初は不安が一番大きかったです。どういう人がいるんだろうとか、自分はどうしたらいいんだろうとか、そういうことばかり考えていました。でも、日が経つにつれて周りのみんなとも仲良くなれて、不安に思っていた部分がいつの間にか消えていったんです。その代わりに、「頑張らないと」っていう気持ちがどんどん大きくなっていって。前向きな方向に自分の気持ちが変わっていったので、本当に大切な時間だったなと思っています。
禾本:私は最初、歌やダンスでみなさんに追いつけるかなっていう技術面の不安が一番大きかったです。でもオーディションを通して感じたのは、もちろん技術も大事なんですけど、それ以上に、一つの楽曲にどれだけ思いを込めて努力できるかとか、メンバーのことをどれだけ理解しようとするかとか、そういう心の部分がすごく大事なんだなということでした。私は結構、自分の気持ちを内に秘めてしまうところがあるので、合宿審査のときはそこが心残りでもあったんです。でも最終審査では、自分からメンバーに質問してみたり、話し合う時間を作ってみたりして。みんなで一つの楽曲を仕上げていく中で、それぞれが本当に強い思いを持って向き合っていたので、すごくかけがえのない時間でした。
田崎:私はこのオーディションを受ける前まで、本当に人前に立つのが苦手で……。だからこそ、これが唯一のチャンスだと思って受けました。人生で一番自分と向き合えた時間だったと思いますし、自分の嫌なところとか、できないところもちゃんと見つめ直せたなって思っています。合宿審査も最終審査も、すぐ近くに候補生のみんながいたので、すごく刺激をもらいましたし、「この子たちと一緒に成長したい」っていう気持ちがどんどん大きくなっていきました。辛いこともたくさんあったんですけど、それ以上に、この子たちと同じグループで活動したいって思えたことが大きかったです。
ーー那須さんは途中から、グループの中での立ち位置に対する意識が大きく変わったように感じました。「自分が引っ張っていかなきゃ」と話していたのも印象に残っています。
那須:合宿から帰ってきて一人の時間が増えたときには、「もっとああしておけばよかった」「こうしておけばよかった」っていう後悔もたくさんあって。だから次にみんなと会うまでにこうしたい、ああしたいっていうのをノートに書いていて。グループが決まったときも、年下のメンバーが多かったので、自分が頑張って引っ張っていかないと、会話の少ないグループになっちゃうんじゃないかなって思っていました。そういう意味では、合宿のあとが自分の中で大きな転機だったと思います。
ーー最年長としての意識も自然と強くなっていったんですね。
那須:そうですね。でも、年下のメンバーが本当にしっかりしているんです。珠彩ちゃんなんて15歳に見えなさすぎて、ずっと「年齢偽ってない?」って言ってました(笑)。受け答えもしっかりしているし、ここちゃん(森瀬こころ)も中学1年生なのに空気を読むのがすごく早くて。場を明るくしてくれるし、誰かが落ち込んでいるときには自然に支えてくれるので、最年少チームには本当にびっくりしています。
ーーちなみにオーディションの映像は見返したりもしたんですか?
那須:みんなで見ました(笑)。
禾本:MV撮影に行くときとかに、みんなでYouTubeを流して見ていました。「これ本人ですか?」とか言いながら(笑)。
田崎:テレビの画面で流して、みんなで見ていました。
禾本:「ここはこうでしたね」とか、「こういうふうに考えていたよね」って振り返ったりもしていました。でもそれぞれ自分が映ると、みんな「無理ー!」って言ってました(笑)。
ーー最初の頃は本当にぎこちなかったですよね。
禾本:「〇〇ちゃんは大丈夫ですか?」みたいな感じで、今振り返るとまだ少し距離があったなと思います(笑)。
田崎:名前も何て呼べばいいかわからなかったから、さん付けで呼んでいました。
那須:杏ちゃん、合宿審査のときは本当に一言も喋らなかったんですよ(笑)。同じチームにいるのに、「私は違います」みたいなオーラが出ていて(笑)。でも話しかけたら普通に喋るんです。今では意見もたくさん言ってくれるし、本当に明るくなったなって思います。
禾本:最終審査の自己紹介で「仲良くなった人の前ではめっちゃ笑います」って言っていたので、「絶対に笑わせよう」って思っていました(笑)。どんな話なら笑ってくれるんだろうって考えながら話しかけていたら、少しずつ意見も言ってくれるようになって。「こういう話で笑ってくれるんだ」って知れたのも嬉しかったです。
田崎:こちらこそです(笑)。