きゃりーぱみゅぱみゅ「第2ステージの幕開け」　誕生の地・原宿で“出産後初”となる新曲や原宿愛を語る

　若者やインバウンドを含めた海外からの旅行客で日々あふれる、東京を代表する流行発信都市・原宿。原宿竹下通り商店会、原宿表参道欅会は、花王株式会社などを中心とした企業、行政、団体とともに「原宿-3℃はじめました。プロジェクト」を発足。原宿を訪れる人たちを“涼”でもてなす施策を7月17日からスタートさせた。

　このプロジェクトでは、原宿の顔である“きゃりーぱみゅぱみゅ”をイメージキャラクターに迎え、目にも涼しいアイスブルーのキービジュアルを原宿各地で展開するほか、原宿の表玄関である竹下通りの入口のアーチにミストシャワーを導入したことをはじめ、スイーツショップ「Strawberry Fetish 本店」「WEGO」などの人気ショップ、「WITH HARAJUKU」や「ハラカド」などの商業施設が独自の企画を展開。さらに「謎解きバス」の運行やニッポン放送ポッドキャスト『島田秀平とオカルトさん！』の公開収録など、バラエティに富んだ施策で訪れた人を“冷んやり”でおもてなししている。

　初日の17日にはプロジェクト発足式を行い、プロジェクトの代表者ときゃりーぱみゅぱみゅが登壇。それぞれのプロジェクトにかける意気込みや施策内容が発表されたほか、きゃりーぱみゅぱみゅが出演するプロモーション映像の上映、きゃりーぱみゅぱみゅへの質疑応答などが行われた。

　プロジェクトについてきゃりーは「原宿避暑地化計画って聞いただけでワクワクします。原宿には人気のお店が多く外に行列ができていて、すごく暑そうだなと思っていました。小さいお子さんもたくさんいる街なので、冷んやりをテーマにした企画はすごく嬉しいです」とコメント。各種施策についても、「謎解き体験スポットにも友だちとよく行っていました。それがバスのなかでできるのは画期的。しかも冷んやりシートを貼って謎解きができるなんて最高の企画」と、きゃりー。その後、自身が出演し、新曲「KURU KURU HARAJUKU」が使用されているプロモーション映像について「撮影の日はすごく暑かったけど、観るだけで冷んやりしてくる映像に仕上がっている」とエピソードを明かした。

　質疑応答では、「原宿-3℃はじめました。プロジェクト」にまつわる話をはじめ、18日にリリースした新曲「KURU KURU HARAJUKU」や原宿という街についてなど、話題は広範囲に及んだ。

　キービジュアルについては、「衣装は全体に透け感のあるシースルーで夏にぴったり。髪がうっすらライトブルーのグラデーションになっていて、アイメイクも目尻にブルーのアイシャドウ、ブルーのカラーコンタクトを装着して、顔面から涼しくなってもらおうとこだわった。ぜひ近くまで寄って観てほしいです」とコメント。

　出産後初となる新曲「KURU KURU HARAJUKU」についても「今までポップでかわいらしい曲を歌うことが多かったけど、今回の新曲はとてもエッジが効いています。原宿という名称も入っていて、私は『もしもし原宿』で始まり『原宿いやほい』があり、今回の『KURU KURU HARAJUKU』ということで、きゃりーぱみゅぱみゅの第2ステージの幕開けのような楽曲。サウンドがカッコよくてクール。エレクトロ要素が強くて、歌うというより、聴いて踊りたくなる楽曲。踊りながら涼んでもらえたら嬉しいです」と楽曲を軸とした自身と原宿の深い関係について語った。

　そんな原宿という街については「きゃりーぱみゅぱみゅ誕生の地。高校1年生のときに友だちから誘われて来たのが最初で、それまで何となく流行ってるメイクをしたり流行ってる服を着たりしていたけど、どこかしっくり来なかった」と、きゃりーぱみゅぱみゅになる以前の自身を明かしつつ、「原宿のビンテージ古着屋さんにいったとき、稲妻に貫かれたような衝撃が走った。それまではシャイでおとなしい女の子だったけど、原宿に出会ってから個性的なファッションが好きになり、アーティスト活動をさせていただくようになった。もう1人の自分が誕生した街です」と自身にとっての原宿を語った。

　本プロジェクトは、8月3日（日）まで続く。最後にきゃりーぱみゅぱみゅは、「暑いからといって、どこにも出ないのはもったいない。私が大好きな街、魅力が詰まった原宿を、涼みながら楽しんでほしいです」とコメントした。