Youth Lagoon、ニューアルバム『Rarely Do I Dream』リリース　最新曲「Gumshoe」MV公開

　米国アイダホ州を拠点に活動するプロデューサー／ソングライターのYouth Lagoonことトレヴァー・パワーズが、ニューアルバム『Rarely Do I Dream』をリリース。先駆けて本作から「Speed Freak」と「Gumshoe (Dracula From Arkansas)」の2曲のシングルとMVが公開された。

　私的な告白調の「Speed Freak」に対して、最新シングル「Gumshoe (Dracula From Arkansas)」ではウエスタン調のトレモロギターの音色、犬の鳴き声、家族の会話、歪んだドラムビートなどがちりばめられている。

　本楽曲について、トレヴァーは「私の音楽を聴くと、森の中で死んだような気分にさせられると言われたことがあるけれど、正直それ以上の褒め言葉は聞いたことがありません」とコメント。さらに、「「Gumshoe」ほど、その表現がピッタリな曲はないと思います。私は普段、純粋な愛と錯乱か、あるいはただ悪魔を追い払うために曲を書くのだけれど、この曲にはその3つの全てが揃っている……音楽における真の自由の発見に、今までで最も近づけた曲かもしれません」と語っている。

　2023年の秋、実家の地下室でホームビデオの詰まった靴箱を発見したという彼は、「自宅にビデオを持ち帰り、最初の1本を再生したら、ステートフェアに行った時の弟のボビーと私が映っていました。4歳の私はアメリカンドッグを喉に詰まらせていました」「人生を要約するとしたら、そういうことなのです」と言う。

　彼は翌週そのビデオから、イースターの卵探し、裏庭での野球、鼻血や、誕生日パーティ、遠出のドライブなどといったお気に入りの瞬間を録音。その音声をサンプリングし、過去と未来を融合させた一種の音楽的シネマトグラフィを創造していった。

　愛と幼少期の回想に基づいたニューアルバム『Rarely Do I Dream』は、アメリカのゴシック的な創造性による勝利であり、童話のような純真さが10代の放浪者、ドラッグ中毒の詐欺師、そして古い世界のフォークロアといった放射性物資の渦へと溶け込んでいくような作品に。推進力のあるエレクトロニカと幻覚的なロックチューンの狭間を漂いながら、彼の唯一無二の歌声が、故郷を指し示すネオンの道路標識のように、常に前面と中央に輝いている。

　本作について、トレヴァーは「人生のテープを巻き戻せば巻き戻すほど、私の魂の声が聴こえてきます」「これは懐古趣味ではありません。人生はもっと厄介なもの。私が誰だったのか、私が誰なのか、私が誰になろうとしているのか、その全てに捧げられているのです」と語っている。

■リリース情報
Youth Lagoon（ユース・ラグーン）
ニューアルバム『Rarely Do I Dream』配信中
配信リンク：https://youthlagoon.ffm.to/rarelydoidream
レーベル：Fat Possum

Tracklist：
1.Neighborhood Scene
2.Speed Freak
3.Football
4.Gumshoe (Dracula From Arkansas)
5.Seersucker
6.Lucy Takes a Picture
7.Perfect World
8.My Beautiful Girl
9.Canary
10.Parking Lot
11.Saturday Cowboy Matinee
12.Home Movies (1989-1993)

■関連リンク
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