ひなた坂46「SUZUKA」で描かれたセンター富田鈴花の人生　インパクト抜群の歌詞に反映されたキャラクター

　MVを手がけるのは「恋した魚は空を飛ぶ」や「ブルーベリー＆ラズベリー」を監督した大久保拓朗だ。SUZUKAと書かれたブラウン管のテレビに見立てたパネルを背景にメンバー踊るダンスパートと、富田を目標としている人物として挙げている髙橋未来虹が男性役として富田にラブコールを送るドラマパートで大まかに構成されている。

　おひさまの間ではよく知られていることだが、富田鈴花の名前の“鈴花”は三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットに由来しており、公式YouTubeチャンネル『日向坂ちゃんねる』ではスズキのジムニーシエラを購入して、ドライブをする動画が公開されるなど、大の車好きである。そうしたことから、2022年には『GO ON! NEXT サーキットで会いましょう』（BSフジ）を始め、2023年には『サーキットで会いましょう』（ABEMA）の番組MC、首都高速道路の高速大師橋リニューアルのテレビCMにも出演。2024年に「ABEMAモータースポーツアンバサダー」に就任しており趣味を起点に活動の範囲を広げている。それに加えて、冠番組『日向坂で会いましょう』（テレビ東京系）や朝の情報バラエティ番組『ラヴィット！』（TBS系）などでも発揮された負け顔の要素も歌詞に反映されている。

　富田は公式ブログの中で、「ひとりの人生の物語のように味わっていただけたら そう思います。そして、皆さんの人生に寄り添いたい」（※1）と綴っていた。富田の人生、そしておひさまの一人ひとりの人生が刻まれた「SUZUKA」が長く愛されることを願うばかりだ。

※1：https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/58706