Aぇ! group 正門良規、多くの仲間に慕われる人間味と愛らしさ　年を重ねるごとに広げる笑顔の輪

　正門を慕う仲間は多い。特に、King & Princeの永瀬廉、なにわ男子の西畑大吾の同期組は、お互いを親友と呼び合うほどの仲だ。2人が語る正門は、いつだって呼ぶとすぐに駆けつけてくれる甘えられる存在のように感じる。今年7月10日に放送された永瀬のラジオ『永瀬廉のRadioGARDEN』（文化放送）では、映画撮影のために神戸に滞在していたときの思い出として、夜に「正門を呼んでマネージャーと3人でラウンドワンに行った」と語っていたことがあった。

　また、永瀬のInstagramのアカウントで3人でインスタライブを行なってファンを喜ばせたことも記憶に新しい。さらには、King & Princeの最新アルバム『Re:ERA』にて永瀬のソロ曲「染み」を3人でコラボしたことでも話題に。西畑が作詞・コーラスを担当し、正門はギター演奏とコーラスを手掛けたという。タイトルが3人の初めて出会ったという4月3日にちなんでつけられていたり、歌詞にはお互いのグループ名が散りばめられていたりと、3人にしかできない形で音楽を楽しんでいる様子が愛しい。それぞれ異なるタイミングでデビューを果たした3人。ジュニアたちにとって、どんなに仲が良くても先にCDデビューしていく姿を見届けるのは、悔しくてさみしいものだ。しかし、それぞれを取り巻く環境が異なっていっても、変わらぬ友情を育んできた。もしかしたら、それができたのも正門の人となりがあってこそかもしれない。

　2021年11月12日にCDデビューを果たしたことで、なにわ男子がレギュラーバラエティ番組『まいど！ジャーニィ～』（BSフジ）を卒業するという回では、正門が西畑に「（デビューを）知った瞬間、心の底から『良かった、おめでとう』と思うことができました」と綴った手紙を読み上げていた。そして「メンバーの自慢話をうれしそうにしゃべってる大悟の顔が本当に印象的で大好きです」「なにわ男子が与えてくれた刺激、魅せてくれた夢に僕らも続いていきたいと思います」「また近いうちに同じステージで会いましょう」という率直な想いを言葉にしていた。

　そんな正門の誠実で温かな手紙に対して、西畑も「正門とはホンマに一生仲良いんやろなって思えるぐらい、彼の優しさであったり、包容力であったりがあるからこそ、ずっといっしょにいられるんだろうなって感じているので。これからも良い関係でいられたらいいなと思います」と返す。そんな固い絆で結ばれている2人に思わず周囲から「夫婦やん」とのツッコミが入ると、「ちょっと待って！　これホンマにカットして！　はずいわ！」と焦る西畑に、カメラに背を向けてこっそり泣いていた正門の姿が笑いと涙を誘ったのだった。西畑の言う「包容力」「優しさ」というのは、こういうところを指しているのだろうと思う。大切な人の笑顔を純粋に喜べる、人としての器の広さ。そして、自分も同じところに向かってみせるという芯の強さと、そうは言いながらもちょっぴり涙がこぼれてしまう人間味あふれるところ。そんな愛らしさが、正門を知るほどに見えてくる。

　先日、永瀬はファッションメディア『The Fashion Post』にて、Baccaratの260周年記念プレゼンターとしてインタビューに答えた際に「もし本日撮影したアイテムをプレゼントするなら、誰に贈りたいですか？」との問いに、「今年Aぇ! groupの正門良規がCDデビューしたので、僕からも Baccaratのグラスをプレゼントしたいです」と答えていたのが印象的だった。そして「なにわ男子の西畑大吾も仲が良いので、3人で一緒にお祝いしたいですね。僕の家で、自分が持っているグラスと正門にあげたグラスで、一緒にウイスキーやハイボールを飲めたら最高です」（※1）とも。ずっと応援し、仲間のデビューを喜んでくれた正門だからこそ、こうして愛され続けるのではないだろうか。

　改めてラジオで、関西ジュニアとして集大成とも言える京セラドーム大阪のステージに立ち、念願のCDデビューを達成し、全国アリーナツアーを完走。順調にセカンドシングルもリリースし、個人でも憧れの劇場で主演を務めた、この27歳という1年を「夢が叶った年でした。いい年になりました」と振り返った正門。

　すると、すかさず小島がグループ名にかけて「えぇ（Aぇ! ）年にね！」と合いの手を打つ。すると、正門もすぐさま「Aぇ年ですね！」とテンション高くノッて見せるものの、次の瞬間「ちょっと恥ずかしくなってきた。Aぇ! groupが言うのそれ言うの、もう（笑）」と照れてしまうところも、彼の可愛げだ。心から目の前の人の笑顔のために動ける人、正門良規。年を重ねていくほどに、その笑顔の輪がさらに大きく広がっていくのではないかと期待せずにはいられない。

※1：https://fashionpost.jp/select/318656