TWS、日本での初単独ショーケース “最高”の予感を示したフレッシュで大きなエネルギー

 ミニアルバムでおすすめの曲とその理由については、SHINYU、JIHOON、KYUNGMINがタイトル曲「plot twist」、HANJINとYOUNGJAEが「Oh Mymy : 7s」、DOHOONが「BFF」とそれぞれ回答。「plot twist」を選んだJIHOONはその理由について、「皆さんの前で今までいちばん沢山パフォーマンスしてきた曲ですし、音楽番組で1位という特別な思い出を作ってくれた曲だからです。パフォーマンスする時、本当にメンバー同士のエネルギーが溢れてきます」と話した。韓国の音楽番組で4冠(3月4日時点)を獲得し、優秀な成績を叩き出したデビュー作には、今もこれからも特別な想い入れがあることだろう。

 そして、話題は日本にまつわる質問へ。日本で食べてみたいものについて、「ぜひ牛肉を焼いたものを食べてみたいと思います」と答えたのは、歌でもダンスでも目を惹くオールラウンダー・マンネ(末っ子)のKYUNGMINだ。同じくオールラウンダーであるDOHOONは、「コンビニで売っているチョコパンや、以前から食べたいと思っていた油そばがとてもおいしかったです」と話し、この滞在期間で日本の味を満喫した様子を窺わせていた。

 実は、上記の質疑応答に移る直前、「メンバーの皆さん、(準備は)大丈夫ですか?」との古家氏の問いかけに、YOUNGJAEが「はい、大丈夫です!」と元気よく日本語で即答する場面もあったのだが、彼はデビュー日に行われたメディアショーケースでも日本語での挨拶を行っていて、難しい表現も用いながら丁寧に話すその姿で、見る人を驚かせていたことが記憶に新しい。しかし、TWSのすごさは、彼ひとりだけではなく6人全員が流暢に会話のできる日本語レベルにあること。今回のショーケースでも、日頃の勉強の成果が十二分に発揮されていた。トーク中のさりげないやり取りから垣間見える言語力にも驚いたが、覚えたての日本語について問われた際の回答も、とてもユニークだ。

 たとえば、SHINYUは日本のメディアやステージへの出演を振り返り、「挨拶します」という言葉を挙げた。「リーダーとしてグループを紹介する際に最初に言う言葉なので、覚えました」とのことだが、終盤に差し掛かったタイミングで、このショーケースが始まった時ぶりにSHINYUの口から発された「挨拶します」には、古家氏が「びっくりした、また最初から始めるのかと思った!」とツッコミを入れ、その意味を理解したメンバーもおかしそうに笑いながら柔らかな表情を見せていた。

 おいしいものを食べるのが大好きなKYUNGMINは、食事をするごとに使っているという「おいしい〜」を目を瞑って左手を振り、愛嬌をしながら披露。DOHOONは日本語の授業で習ったという「バタバタする」を選んだ。ほかにも、「感謝する気持ちを表現したいから」とHANJINが「ありがとうございます」を挙げたり、「大好き」(JIHOON)、自分の気持ちを相手に伝える際に使う言葉「ワクワクする」(YOUNGJAE)を覚えていたり、個性が炸裂。パフォーマンス力のみならず、日本語も今後さらに伸びていくことを予感させた。

「今日は来てくださって本当にありがとうございます。皆さんにとって、今日が楽しい時間であったことを願っています。今日来ることができなかった方も、次の機会にぜひお会いしたいです。僕たちもその時のために、また一生懸命頑張っていきたいと思います」(YOUNGJAE)

「まずはこういった大きなステージに立てることだけでも幸せですが、観客席を埋めてくださった皆さんに感謝したいです。遠くから応援してくださっている皆さんのことも、ちゃんと感じています。またお会いしたいです」(JIHOON)

「これからもたくさんの関心を寄せていただきたいです。一生懸命頑張って、いいTWSになれるよう頑張ります。愛してます!」(HANJIN)

「僕たちはいつも皆さんのことを考えながら、一生懸命に練習しています。いつも僕たちは皆さんのそばにいます」(DOHOON)

「まずは会いにきてくださったことに感謝の気持ちを伝えたいです。そして、今日のこの時間が貴重な時間になるように、最高のステージをお見せしたいと思います」(KYUNGMIN)

「今日ここに来てくださったすべての皆さんに“ありがとうございます”という言葉を伝えたいです。これからもTWSを、たくさんの関心と愛情で見守っていただけたら嬉しいです。愛してます!」(SHINYU)

 それぞれがメッセージを伝え、「皆さん、もう一曲聴きたいですかー!」というメンバーの声に答えるファンとのコミュニケーションを経て、「BFF」がこの日最後のステージを飾った。特殊な形をした机を用い、大きく動いて魅せたパフォーマンスには、この日のために沢山の時間を費やして準備してきた彼らの「ファンに喜んでもらいたい」という想いがぎゅっと詰まっていたように思う。

 「24/7 WITH US」=「いつもTWSとともに」というグループ名の通り、ファンと一緒にスターダムを駆け上がっていく6人の活躍から目が離せない。

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