JO1・INI・DXTEEN合同ライブ『LAPOSTA 2024』レポ エネルギー溢れる多彩なパフォーマンス

 JO1はINIの「Password」をカバー。ミステリアスなサウンドの中で、重く刻みつけるラップとクリアに響く高音域の歌声、一糸乱れぬダンスを展開し、観客を魅了した。続くINIのカバーステージは、JO1の「MONSTAR」を披露。繊細さと力強さの両立したパフォーマンスで、楽曲に描かれた世界観を見事に表現した。

 そして、再び各グループのステージへ。JO1は「Venus」を披露すると、リリースしたばかりの新曲を2曲続けてファンの前で初パフォーマンス。1月8日にデジタルリリースした「Your Key」でJO1らしい空気をつくり上げた後、1月19日にデジタルリリースした「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント(JO1 ver.)」ではレゲエやHIPHOP、EDMと多様なジャンルが融合したサウンドの中で、彼らの熱を一人ひとりの観客に届けるようなパフォーマンスを行った。

 続くDXTEENは3rdシングル『Snowin'』に収録された「Calendar」と「Stars」を披露し、INIは2023年9月12日にデジタルリリースした「Busterz」を初披露。INIの11人が怪しげなサウンドの中で、パワフルながらもセクシーな魅力も兼ね備えたパフォーマンスを繰り広げると、西の「LAPOSTA、まだまだいけるっしょ!」というかけ声で、「BAD BOYZ」「TAG」を2曲続けて披露し、観客のボルテージを本編ラストに向けてさらに高めていった。

 その後、コンサートはいよいよ終盤に。28名がステージに再集合し、メドレー形式で各グループを象徴するような9曲が次々と披露された。まずはJO1の「La Pa Pa Pam」で力強い歌声が響いたかと思えば、INIの「Dramatic」で一気に空気が変わり、DXTEENのメロディアスな「Next」でやわらかな雰囲気が会場内に生み出されていく。そのまま、JO1の「SuperCali」「無限大」、DXTEENの「Come Over」を入れ替わり立ち代わり駆け抜けるように披露して、ラストは『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』の課題曲にもなったINIの「Rocketeer」で本編を終了した。

 アンコールステージでは、JO1、INI、DXTEENのメンバーがステージに再登場し、1月17日にデジタルリリースされた『LAPOSTA』のテーマソング「LOVE ALL STAR」を披露。28人のメンバーが会場中のファンに目線を送りながら、グループの垣根を超えて歌声を交わしていく様は圧巻で、曲が終わっても「ありがとう!」「上まで見えてるよ!」とファンに言葉を投げかけてあたたかな交流を行う姿が印象的だった。最後は各グループが一言挨拶を行いつつ、20日に25歳となった河野の誕生日をバースデーソングで祝って、約2.5時間にわたって行われた『LAPOSTA 2024』は幕を閉じた。

 JO1とINI、DXTEENの魅力がふんだんに詰め込まれたステージに、それぞれのカバーパフォーマンス、各グループのコラボによるスペシャルカバーと、非常に充実した内容で行われた『LAPOSTA 2024』。MCをほとんど挟まずに息つく暇もなく展開された多彩なパフォーマンスの中で、各グループの魅力を再発見しつつ、一人ひとりのメンバーの新たな一面も垣間見ることのできたイベントだった。

 『LAPOSTA』は引き続き、2025年も開催されるという。来年はどのようなグループが出演し、どのような内容・構成で行われるのだろうか。今からその内容に大きな期待を寄せたくなる魅力とエネルギーが、LAPONE所属アーティストに宿っていると感じた。

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