エイベックス、グローバルテクノロジー企業Orfiumとパートナーシップ締結 アジアの音楽レーベルでは初

 エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社が、Orfium社とのYouTube領域でのパートナーシップを、アジアの音楽レーベルとして初めて締結した。

 両社の契約は、シンガポールで開催したアジア最大規模のエンターテインメントビジネスカンファレンス『All That Matters』に登壇したOfrium社より発表された。

 エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社(以下、AMC)は、デジタルプラットフォームを軸とした創作活動で活躍するアーティスト/クリエイターのマネタイズを支援する取り組みを強化してきた。エイベックスYouTube公式チャンネルをはじめ、所属アーティストのYouTubeチャンネルの運営をサポートしており、「YouTubeを通してコンテンツを届け、その収益がアーティストに分配される」サイクルを積極的、戦略的に創り出し、アーティスト/クリエイターの活動を支援している。

 2020年には、音楽系YouTuberに特化したエージェンシー「muchoo」を創設。近年、若年層を中心に、世界的な人気を集めるコンテンツの1つである「音楽カバー動画」(歌唱、演奏等)を発信するクリエイターとのネットワークを構築し、AMCが持つYouTubeチャンネルの収益改善の他オリジナル楽曲制作、カバー楽曲の配信に関する知見も提供している。

 AMCは、Orfium社が開発した独自のAIマッチング技術を活用することで、YouTubeをはじめとするグローバル動画プラットフォームで配信されるコンテンツにおける権利処理と収益増加を実現する取り組みをさらに推進していくという。

 さらに、曲権利者やアーティスト、音楽プロデューサー、作曲家など、さまざまなステークホルダーに向けたコンテンツの管理及び収益還元機能を強化することで、より多くのアーティスト/クリエイターを支援する体制の構築を加速させる。

Orfium Japan 代表取締役 アレン・スワーツ コメント

これまでは欧米を中心に音楽業界の皆さまの権利管理とプラットフォーム収益化の支援をしてきた当社が、アジア地域の企業と初めてこの規模のパートナーシップを組む相手としてエイベックスとご一緒できることを光栄に思います。これからは、YouTubeプラットフォームに留まらず、あらゆる形でエイベックスを支援できるパートナーになるべく努めて参ります。

エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社
デジタルソリューショングループ ゼネラルマネージャー 中島和義 コメント

YouTubeをはじめとしたソーシャルプラットフォームを通じて楽曲を広めていくことが大きな役割をはたす今、音楽とエンタテインメントにおける技術革新の最先端を行くOrfium社とパートナーを組むことで新たな収益機会を生み出し、多くのアーティスト/クリエイターを支援する体制構築を加速させていきます。

■関連リンク
Orfium社:https://www.orfium.com/ja/
エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社:https://avex.com/jp/ja/

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