King Gnu 井口理&常田大希、藤井風……SNSで人間味あふれる姿見せるアーティスト
TwitterがXとサービス名を変更し、これまでのアイコンであった青い鳥のロゴも変更された。InstagramやFacebookを運営するMeta社は、X(旧Twitter)に対抗して新たなサービス、Threadsを立ち上げた。Twitterのローンチから15年以上経ち、スマートフォンの隆盛、定着と共に栄えてきたSNS市場も新しい局面を迎えている。
音楽シーンにおいて、SNSはそれまで遠い存在であったミュージシャンとリスナーの距離をグッと縮めた立役者でもある。ミュージシャンたちがステージ上では見せることのない顔を、ファンはSNSを通して見ることができる。本稿ではそんな人間味あふれる姿を見せるミュージシャンたちのSNSを取り上げたい。
先日自身初のスタジアムツアー『King Gnu Stadium Live Tour 2023 CLOSING CEREMONY』を大成功に収めたKing Gnu。筆者も大阪・ヤンマースタジアム長居の初日公演に参加したが、無骨かつ壮大なミクスチャーロックと、針の穴に糸を通すような正確さと緻密さの漂うバラードが、これまでのスタジアムライブの常識を覆す、画期的なライブであった。
そんなKing Gnuの井口理(Vo/Key)は、先日Twitterにて自身の購入したワイヤレスイヤホン・AirPodsがすでに名前を付けられていたとツイートし、話題を呼んだ。
AirPodsは個別に名前を設定することができるのだが、本来は購入後にしかできないはず。“鼻くそ”という名前も相まって思わず笑ってしまったファンも多いことだろう。
昨年末には動画サイトにて自身の“推し”の作品にレビューを書いたところ、その“推し”のSNSアカウントで取り上げられたことをTwitterとInstagramで動画にて報告した井口。レビューを書いただけでなく、そのレビューを本人に取り上げられたことを喜ぶ姿は、King Gnuのステージでは見ることのできない井口の人間らしさ溢れる一面だろう。
同じくKing Gnuでギター、ボーカルだけでなく、鍵盤、チェロまでも担当する常田大希。5月28日には『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で常田大希特集がオンエア。常田の制作の裏側やプライベート、その音楽性について深く掘り下げる内容が話題を呼んだ。
そんな常田もTwitterでステージ上では見せることのない人間味溢れる投稿をしている。昨年末に開催されたサッカーFIFAワールドカップ カタール大会では日本代表が目覚ましい活躍を見せ、今なおその姿が焼きついている人も多いだろう。常田はカタール大会に際して、King GnuとしてNHKサッカーテーマとして「Stardom」を書き下ろしている。そんな常田がメンバーである勢喜遊(Dr)や新井和輝(Ba)と共に試合を鑑賞している姿をTwitterに投稿していた。
日本代表の勝利に喜びを爆発させる姿は、普段のストイックにアートを探求する常田の姿とは大きくイメージが異なる。人間らしさを感じさせる瞬間だ。