Snow Man 岩本照、対象を熟知し“見る人”の視点を忘れないプロデュース力 『少年たち』演出担当に寄せられる期待

 さらに、長けたセルフプロデュース力も持っているのが岩本だ。今やトレードマークになっている鍛え上げられた無駄のない美しい肉体はセルフプロデュース力の化身と言っても過言ではないだろう。それは自分自身を正しく理解しているからこそなせることだ。例えば、2021年4月7日発売の雑誌『Duet』の表紙では、本人発案でボディーペインティングに挑戦。きらびやかな衣装を使うのではなく、洗練された肉体にカラフルな色を乗せることで、唯一無二のアートが出来上がっていた。さらにカメラを力強く見つめるその表情も、彼の意志の強さと真っ直ぐさが表れていたのではないだろうか。

 以前「自分たちだけが楽しければいい、という感覚は基本的にありません」(※2)と発言していたことがあった岩本。このストイックかつ緩みのない姿勢が良質なエンターテインメント作品を作り上げていくのだろう。今年の『少年たち』がどんな仕上がりになっているのか、今から楽しみだ。

※1:https://news.mynavi.jp/article/20210408-1866957/
※2:https://www.gqjapan.jp/culture/article/20221102-222-new-phenomenon-snow-man

関連記事