藤井 風、世界中のファンを“沼”らせた人間力 お茶目な一面&飾らない人柄に感じるエンターテイナーとしての姿勢

 こうしたお茶目な一面が発揮された数々の動画や番組を観ていると、彼は根っからの“エンターテイナー”なのだと感じる。実際、インタビューによると藤井は小学生の頃から架空のお笑い芸人になりきってネタを披露するなど、教室中を笑わせてきた少年だったらしい(※1)。また、振り返ってみれば、藤井 風がデビュー前に自身のYouTubeで公開してきた数々の楽曲カバー動画では、ときに見た目や歌い方もアーティストになりきったものを発表し、視聴者を楽しませてきた。

矢島美容室 / ニホンノミカタ-ネバダカラキマシタ- を歌ってミマシタ
歌舞伎町の女王 カバー 女(男)

 そして、最後にもう一つだけ付け加えるとすれば、藤井の飾らない人柄も、国境を越えて多くのファンに愛されるひとつのポイントになっているのかもしれない。ライブのMCや公式YouTubeでは、彼が岡山弁と英語を使いながら、さまざまなファンに自分の想いをゆったりと穏やかに語り掛けていく姿が映し出されている。その姿に癒され、引き込まれたファンも少なくないはずだ。

 人を喜ばせ、楽しませることを追求し、自分の想いやルーツを大切にしながらも、世界に響くような言葉で音楽を届け続けていく。それが藤井 風というアーティストのあり方であり、多くの人が彼の“沼”にハマってしまう理由なのではないだろうか。

※1:https://jisin.jp/entertainment/interview/2127655/

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