M!LK、結束を高めた5人による変幻自在なステージ　嬉しいサプライズも明かされた『CHECKMATE』ファイナル

　本編最後のMCでは、メンバーを代表して吉田が「決意を込めたツアーにしようということで『CHECKMATE』というタイトルになったんですが、何かが掴めたんじゃないかなって思えたツアーでした。今日もたくさんの方に観ていただけて、こういうグループにいられることも、こういうグループとしてパフォーマンスをする場があることも、すごく嬉しい。今、めちゃくちゃ幸せを感じてます。来年は結成10周年。どんどん成長した姿を見せて、もらった分の倍の倍くらいみなさんに幸せを与えていきたいなと思っています」と挨拶し、本編ラストはみ！るきーずへの愛と感謝を込めた「STARS」を披露。キラキラの紙吹雪に包まれながら歌い終えたメンバーは一言ずつ挨拶をしたのだが、「M!LKでいられて幸せです！」と叫んだ佐野の言葉にはひときわ大きな拍手が寄せられていた。そのままメンバーは、オープニングで現れた玉座へ。またまたイリュージョンのように入れ替わった5つの白いポーンには、勝負の結果を示す王冠が掲げられていた。

　アンコール1曲目の「恋がはじまる」は、5人がバラバラに分かれて客席の扉から登場。悲鳴のような歓声が湧き上がる中、笑顔でコミュニケーションを取りながら通路を進んでいく。その後メインステージに集まった5人は、企画コーナーとして少数派を決めるゲームを始めたのだが、この日対決したのは吉田と山中。敗者となった吉田は「ステージを使ってみ！るきーずを最大級の“キュン”させてください」という罰ゲームを受けることに。結局、ポーンと玉座が回転式になっていることをタネ明かしする形になってしまったのだが（笑）、無事に「愛してる」の決め台詞でみ！るきーずに最大級のキュンをプレゼントした。またこの日は、6月14日にリリースされるメジャー1stアルバム『Jewel』から「topaz」を初披露。吉田は「楽曲一つひとつにいろんな思いを込めた、宝石箱のようなアルバム」と紹介し、山中も「トパーズはM!LKが結成した11月の誕生石で、“誠実”という石言葉がある。大切な人を守りたいという気持ちを込めて作った曲です」と語っていた。

　このツアー最後の曲となる「Winding Road」を、心を込めて歌い上げた5人。演出面などを主に手掛けている塩﨑は「みなさんに楽しい時間、幸せな時間を贈るために頑張ってきました。またみなさんに会いたいです。機会があれば僕たちM!LKに会いに来てください！」と胸を張って挨拶し、佐野は「僕らは色んな経験をしてきましたけど、生でみんなの声が聴けて、みんなの顔を見て、肌で感じるこの空間がすごく好きです。また次会う時までみんな元気で、自分を強く持って頑張っていきましょう」と語りかけた。山中は「人前に出るのがもともと好きなタイプじゃなかったけど、みんなの声援が俺の幸せだと思えるようになって、コンサートが好きになった」と素直な気持ちを伝える。曽野は少し瞳を潤ませながら「この5人でライブできることは、本当に幸せなこと。外はすごい雨だけど、お洒落して来てくれて、キラキラ笑顔を見せてくれて、声援をくれて。僕らも無事に、元気にツアーを終えることができました！」と会場を見渡す。最後に吉田は「試行錯誤してきた3年を経てみなさんにお会いできたことが、何よりも今、幸せ。これからもこの5人で歌い続けていきたいし、みなさんにも日常生活の中で“M!LKがいるから頑張ろう”と思ってもらえるように輝いていないといけないなって思いました。これからも5人でいいライブを届けられるように頑張っていきます」と決意を伝えた。

　終演後、スクリーンで10月22日に横浜アリーナでの単独ライブ『M!LK 1st ARENA “HAPPY! HAPPY! HAPPY!”』が発表されると、大歓声の中、メンバーが再びステージに。吉田は「ここまで来れたのは何よりもみなさんのおかげです。『HAPPY! HAPPY! HAPPY!』は、みなさんを幸せにしたいという気持ちでつけたタイトル。来てくれた人は絶対幸せにします！　マジで頑張ろう。マジで幸せにしよう」と宣言し、5人は名残惜しそうにステージを後にしていた。