ASTRO ムンビン、多くを語らずとも確かに感じる愛　ライターに聞く仕事や家族に向き合う姿勢

　鍛え上げられた体から繰り出される、クオリティの高いパフォーマンスが魅力だったMOON BIN。パワフルな見た目とは裏腹にインタビューの際は丁寧な姿勢が印象的だったという。

「MOON BINさんは取材の際、自分からガツガツ前に出るようなタイプではありませんでした。しかし、ニコニコと話を聞きながら、丁寧に自分の言葉で受け答えをしていた姿が印象的です。日本では『逃走中～大みそかSP お台場大決戦！～』に出演した際にも、共演者に日本語で声をかけていた姿が話題になっていましたよね。口数は多い方ではないのですが、しっかりと周りを見ているメンバーだったという印象です」

　MOON BINといえば妹のMOON SUA（ムンスア）がBilllieのメンバーとして活躍していることでも有名だ。MOON BINはMOON SUAを積極的に応援していたようで、ASTROファンもMOON BINの妹への愛情深さを温かく見守っていた人が多いようだ。

「妹のMOON SUAさんのヨントン（個別オンライン電話イベント）に参加したくて、どうやったらBilllieのヨントンに参加できるのかをV LIVE（生配信）で自分のファンに聞いて、実際に参加したこともありました。家族ですから、いつでも会ったり電話したりできるとは思うのですが、妹のアイドルとしての姿を応援したかったのかもしれませんね。音楽番組で一緒にパフォーマンスすることもあったりと、2人のことを応援していたファンの方も多かったと思います」

　25歳という若さでこの世を去ったMOON BIN。多くを語らなくとも伝わってくる愛情はファンなら誰もが感じていたのではないだろうか。グループとして、ユニットとして、そして妹とのステージなど、さまざまな姿を見せてくれた彼のパフォーマンスはこれからも残り続ける。