BABYMONSTER、デビューメンバー決める最終評価はどうなる? ヤン・ヒョンソクの言葉からグループの方向性を考察

 2023年にデビューを予定しているBABYMONSTERが3月10日、公式YouTubeチャンネルでデビューメンバーを決定する最終評価を行う動画「Last Evaluation' EP.1」を公開した。3月17日現在までに明かされた同グループの候補メンバーは7名。韓国と日本、タイの3カ国から、最年少は13歳、最年長は20歳のメンバーが参加している。

 まだデビュー前にも関わらず、その動向が大きな注目を集めているBABYMONSTER。最終評価がスタートしたこのタイミングで改めて、候補メンバーの特徴をおさらいしつつ、総括プロデューサー ヤン・ヒョンソクの言葉を振り返り、同グループがどのような方向性を描いているのかを考察していきたい。

デビュー前とは思えない、圧倒的なラップ&歌唱スキルを持つ7名が集結

 BABYMONSTERは1月にデビューの情報が発表されてから、公式YouTubeチャンネルを通じて7名の候補メンバーを一人ずつ公開してきた。韓国から3名、タイから2名、日本から2名のメンバーが参加しており、それぞれが高いダンスの実力を持ちながら、ラップやボーカルについてもデビュー前とは思えないほどのスキルを披露している。

BABYMONSTER (#1) - HARAM (Live Performance)

 例えば、現在15歳で韓国出身のHARAM(ハラム)は、高い歌唱力を特徴としたメンバー。その歌の実力は、ヤン・ヒョンソクが「ボーカルに関しては誰も勝てない。ボーカリストとしての声の魅力やスタイルは、どんなポップ歌手にも引けを取らないほど、驚くべき実力を持っている」と語ったほど。中低音域を得意とし、囁くような歌い方から遠く伸びるような歌い方まで、奥行きのある歌声を特徴とする。

BABYMONSTER (#2) - AHYEON (Live Performance)

 同じく韓国出身で現在15歳のAHYEON(アヒョン)は、クリアな高音域のボーカルを持ちながらも、高スキルのラップも披露している候補メンバー。ヤン・ヒョンソクは「たくさんの武器を持つ戦士」と彼女を評価している。

BABYMONSTER (#5) - RORA (Live Performance)

 3人目の韓国出身メンバーで、現在14歳のRORA(ローラ)は、強さとやわらかさを兼ね備え、音域を自在に行き来する表現力豊かな歌声が特徴。ヤン・ヒョンソクはその歌声を「磨けばすごくいい声になるという確信があった」「あの年齢でよくあの表現ができるなと、信じられません」と高く評価している。

BABYMONSTER (#3) - CHIQUITA (Live Performance)

 タイ出身で現在13歳、最年少のCHIQUITA(チキタ)は、音域を問わずにしなやかで芯のある歌声を響かせる候補メンバー。2021年3月にYGエンターテインメントのオーディションに合格した後、そのポテンシャルの高さが認められ、練習生になってからわずか3カ月でBABYMONSTERのデビュープロジェクトに合流。練習生期間は最短の約2年で、ヤン・ヒョンソクは「間違いなく特別な子です。(中略)グローバルで影響力を発揮してほしいというのが、僕の個人的な願いです」と語っている。

BABYMONSTER (#6) - PHARITA (Live Performance)

 同じくタイ出身で現在17歳のPHARITA(ファリタ)は、透き通る高音域の歌声が特徴。ヤン・ヒョンソクは彼女が実力をつけた後のポテンシャルに大きな期待を寄せているらしく、「PHARITAは見ていて楽しいです。(中略)大きく翼を広げられるだろうと、期待しています」とコメントしている。

BABYMONSTER (#7) - RUKA (Live Performance)

 日本出身で現在20歳のRUKA(ルカ)は、13年のダンス歴を活かし、HIPHOP特有のリズム感とグルーヴを体現したラップを得意とする候補メンバー。ヤン・ヒョンソクはダンスの実力を高く評価しており「ダンスに関して欠点を指摘したことがない」と話す。

BABYMONSTER (#4) - ASA (Live Performance)

 同じく日本出身で現在16歳のASA(アサ)は、言葉とビートを自在に操る軽快なラップを得意とする。抜群の吸収力と誰よりも努力する姿勢でダンスやラップの実力を磨いてきたようで、ヤン・ヒョンソクは「(ラップの)リズム感が強み。拍子が正確で上手だ」と評価しながら、彼女の日頃の姿についても「言葉も通じない、慣れない環境でこうして練習に耐えるのは、確かな目標と夢があるから。自分がやりたくてやるんですよね。拍手を送りたいです。すごい子です」と評価している。

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