スカイピース、興奮が絶えなかったてんこ盛りの『感謝感謝祭』　コムドット、くれいじーまぐねっとらゲストも大充実

　その後、スカイピースはコムドットのことを歌った「地元ノリを全国へ」も披露。本人たちを目の前に歌うのが初めてのスカイピースは「本気で歌わせてもらいます」と真剣な面持ちだ。それを聴くコムドットの5人もどこか緊張した様子。肩を組んで拳を掲げ、「俺とじんたん、もう泣きそうだよ」とテオくん。「2人を見ると泣いちゃうから」と、コムドットのやまと。YouTubeを共に盛り上げてきた仲間同士の友情と絆の強さに、ファンの目には涙が浮かんでいた。

　「白組応援ソング」では、夜のひと笑い、中町兄妹ジュキヤ、くれいじーまぐねっとが次々登場してラップを歌いつなぐ。くれいじーまぐねっとのUraNは、結婚と妊娠を発表したばかりで、「UraNが本当の意味でお母さん的存在になった」「初の4人体制での出演です！」など、UraNを祝福する場面もあった。また、「落ち着いたら白組でハワイに行こう」「その時は動画あげるんで！」と今後のコラボ動画も匂わせた。

　また、「テオくん誕生日ラップ2021」は、「今日はスペシャルバージョン。みんなで歌いましょう！」と、加藤乃愛、ガチヤマ、とうあが登場。「せーの」で、「テオくん。お誕生日おめでとう〜」と観客と声を合わせた。さらにYouTuberがランウェイを歩く「感謝感謝祭コレクション」（略して感コレ）がスタートし、青ラブ、白組のメンバーのほか、ばんばんざい、きりたんぽも登場。ファッションショーさながら、ファンが名前を呼ぶ声に手を振って応えながらランウェイを歩いた。

　イベント終盤は、再びスカイピースのステージ。アッパーのダンスチューン「Sexy Dance FLOOR」では、真ん中で赤と黒に分かれた衣装に身を包んだ2人がヘヴィなラップとダンスで観客を魅了。そして、本編ラストの「感謝感謝祭ですから」と「ハッピーコンビ愛ソング」では、1年前に公開した動画でお馴染みのダンスを披露。会場には「パン、パパン、フー！」と合いの手が響く中、息ぴったりのダンスや手をつなぐ2人のかわいい姿から、YouTuber界随一のコンビ愛に頬が緩む。

　アンコールでは、「明日があるさ」（坂本九）のカバーを披露。全員白スーツで並び、1年前の動画を再現。〈みんなのおかげで頑張れた〉の歌詞に、『感謝感謝祭』の開催に込められた思いがあふれ、天井から風船が降り注ぎ会場を彩った。そしてラストは「オタパリパーティー」を出演者全員で披露。最後には出演したYouTuberたちが会場に散らばり、客席にサインボールを投げたり歓声に手を振ったりと、観客と直接コミュニケーションを取る様子が見られた。「最高の思い出になったら嬉しいです」とじん。最後には、メンバーのメッセージ付きの銀テープが発射され、ライブを締めくくった。

　スカイピースやコムドット、くれいじーまぐねっとなど、YouTubeという媒体を通して見ている彼らの生のパフォーマンスを間近に見られた本公演。普段は画面越しに見ている彼らと、今にも触れられそうな距離で同じ時間を過ごした観客の熱量から、彼らの人気の高さが窺い知れた。今回はスカイピースのチャンネル登録者数400万人を記念したイベントだったが、500万人、600万人と、新たな目標を達成するごとに彼らを生で見られる機会があることを期待したい。