Snow Man、『Snow Labo. S2』がミリオン達成 “Snow Man効果”にエンタメ業界以外からも熱視線

 デビューから約3年、途切れることなく話題を提供し続けてきたSnow Man。今や、彼らは老若男女幅広い世代から知られる存在となった。例えば、2021年7月13日にデビューから3作連続でミリオン達成をした際は、「ジャニーズ初の快挙」として大きな話題になったことは記憶に新しい。その他にもデビュー前に『WEIBO Account Festival in Japan 2019』新人アーティスト賞、翌年に『WEIBO Account Festival in Japan 2020』人気男性アイドルグループ賞を連続で受賞するなど、その人気と功績を賞という形で評されたことも少なくない。

 2022年から2023年、という直近に注目してみても、彼らがどれだけ波に乗っているかがわかるだろう。2022年末から年始にかけては、音楽作品が大きな記録を叩き出している。SoundScan Japanの2022年年間音楽ビデオ・セールス・チャートでは、『Snow Man LIVE TOUR 2021 Mania』が1位を獲得。さらに、『第55回 オリコン年間ランキング2022』では同作品がミュージックDVD・BDランキングで2位、2ndアルバム『Snow Labo. S2』がアルバムランキング1位、7thシングル『オレンジkiss』がシングルランキング2位、6thシングル『ブラザービート』が3位となり、アーティスト別セールス部門音楽ソフトランキングで118億6000万円を売り上げて1位に輝いている。また、年明け早々には「オリコン週間アルバムランキング」で『Snow Labo. S2』がミリオンを達成したという発表も。もちろん、1stアルバム『Snow Mania S1』も2022年9月にミリオンを達成しており、アルバム2作品が連続でミリオン達成という成績を残した。

 ミリオンを達成するのが難しいと言われる現代において、これだけ売上を上げられる理由はどこにあるのだろうか。熱心なファンが多いということはもちろんなのだが、Snow Man自身に起因する理由を考えてみるといくつか要因がある。まず、メンバー全員がそれぞれの個性を活かして活躍している点。演技、モデル、バラエティ、アニメ……と彼らが活躍している分野は幅広い。だからこそ、いわゆる“ジャニーズアイドル”に馴染みがない層にもアピールすることができていると言えそうだ。そして、ソロ活動時とSnow Manとしてアイドルをしている時のギャップが大きい点。それによってSnow Manを知った時とは違った顔が見え、「もっと知りたい」という気持ちが掻き立てられるのではないだろうか。加えて、9人それぞれが違ったパフォーマンスを見せているため、作品に様々な色が詰まっている点。特にアルバム作品ではそれが顕著だ。聴き飽きることがないため長く楽しめ、ちょっとしたお得感も含んでいる。それでいて9人が集まった時のチームワークも抜群で、何度でも楽しめる。こうした部分が購買意欲を掻き立てているのだろう。

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