夜型でインドア派の香取に、まさかのトライアスロンを推薦。これには思わず香取の顔がくしゃくしゃに。その表情を見たヒロミが「泣くな、慎吾！」とツッコミを入れて笑いを誘う。なぜ香取にトライアスロンをすすめたのかといえば、世間にキツいものだというイメージが強いがゆえに、実際の大変さ以上に周りから称賛されること。費用対効果が抜群なのだとプレゼンテーションしていく。すると、一瞬瞳が輝くもすかさず「ごめんなさい！」とバツのポーズでお断り。その遠慮のない拒否にまた笑いが起こった。

　続いては、3人の中ではワインやカメラ、ゴルフなど趣味が多い印象の稲垣にクレー射撃を提案する。ゴルフにも通じるプレーが魅力であること。さらに、もともとモデルガンにも興味があるという稲垣から「すごい憧れがある」との言葉も飛び出し、なかなかの好感触。年齢を問わずに始められることから、今からでもオリンピックを目指すこともできるという夢も広がる。しかし銃を所持することになるため講習会や許可申請など、いざ始めるとなると越えなければならないハードルがいくつもあることが、少々ネックになりそうだった。

　そして、草彅におすすめしたい趣味はなんと草刈り。あまりに突拍子のない提案に、スタジオは笑いに包まれるのだが、草彅は「琴線に触れるところがある」「哲学的」とまさかの心を掴まれた様子だ。スタジオに持ち込まれた草を前に「やりたいやりたい」と嬉しそうに草刈り機を担いでトライ。刃物を扱っているという緊張感に「なかなかスリリング」と興奮気味に語り、その魅力に目覚めかけたかのように見えたのだが、新しい趣味にするかと尋ねられると潔く「検討します！」の一言。これにはヒロミも思わずズッコケてしまった。

　「なかなか落ちねーな、お前たち！」気づけば3時間超もトークを繰り広げていたヒロミの喉はカラカラだ。残念ながら、新しい趣味についてはその熱意が3人に伝わらない結果となったのだが、それもまたかわいい弟たちに翻弄される醍醐味だといわんばかりの笑顔を見せる。そして「やっぱりこいつらはロケ育ちだから、1回ロケでやらせて楽しさを本気で味わわせなきゃダメなんですよ」とリベンジを誓う。

　みちょぱ（池田美優）やEXIT・兼近大樹も、ヒロミの趣味であるスカイダイビングに前のめりで食いついていたこともあり、ぜひとも3人のみならず『ななにー』ファミリーの趣味を広げるコーナーが実現してほしいものだ。そして『ななにー』が、新しい時代の『いいとも！』のような、いつまでも思い出話で楽しめる番組になっていくことを願ってやまない。