INI 藤牧京介＆池﨑理人が楽曲に与える表現の幅　8月誕生日の2人のボーカルに注目

　8月24日に3RDシングル『M』をリリースするINI。8月8日には収録曲「Password」が先行配信され、MVも公開された。そして、8月にはINIにとってまだおめでたいことが控えている。8月10日に藤牧京介、8月30日に池﨑理人が誕生日を迎えるのである。INIの楽曲にとって欠かせない声を持つ2人の活躍を、これを機に振り返ってみたい。

　8月10日で23歳を迎える藤牧は、グループにとって貴重なツッコミ要員。愛らしいビジュアルとギャップのあるズバッとした物言いも、おなじみとなりつつある。そんな藤牧といえば、INIきってのボーカル力の持ち主。しかもその成長はとどまるところを知らず、唯一無二の透明感のある歌声を様々な場所で披露している。INI公式TikTokアカウントでは歌唱動画をアップしており、7月29日にもNissy「I Need You」をアカペラで披露。短いフレーズであるものの、彼の歌声の素晴らしさを知るには十分だろう。もちろん、楽曲作品でも藤牧の歌声は欠かせない。1STシングル収録曲「KILLING PART」や2NDシングル収録曲「We Are」などの爽やかな楽曲では、より透明感が際立っているように聴こえるが、軽やかなだけではない藤牧の歌声は2NDシングル収録曲「CALL 119」や「DILEMMA」のようなタイプの楽曲にもフィット。特徴的な歌声にも関わらず、楽曲のジャンルを選ばないのは彼のテクニックあってこそだ。

　さらに、最近ではダンス力も急上昇中。藤牧は比較的小柄なため、一つひとつの動作を大きく踊っており、それが動きのキレにも繋がっているように見える。7月27日にYouTubeにアップされた「DANCE PRACTICE TEASER  | INI | KCON 2022 LA」を見てみると、藤牧は後方にいるものの「Rocketeer」（1STシングル収録）リリース時よりもダンス力が上がっているのは一目瞭然。この先も大きく成長していくことを期待させてくれるメンバーだ。