E-girls、Girls²、iScream……Dreamから続くLDHガールズグループ史　『iCON Z』での新グループ誕生前に振り返る

　現在では、E-girlsに憧れてLDHアーティストを志した次世代のグループが活躍を見せている。

　2019年6月にデビューしたGirls²は、ドラマシリーズ『ガールズ×戦士シリーズ』（テレビ東京系）の出演者によって結成されたグループ。元よりドラマシリーズ視聴者の小学生以下のファンが多かったこともあり、突出してポップで言葉の伝わりやすい楽曲が多い。ただし近作ではそうしたイメージからの脱却が図られており「80's Lover」や「Juga Juga JUNGLE」などクールで大人びた楽曲も増えつつある。なお同ドラマシリーズのさらに下の世代から結成されたLucky²も昨年デビューしており、こちらも精力的に活動中だ。

　最後は昨年6月にデビューした3人組ガールズユニット・iScream。少数精鋭グループの彼女達は歌いながらのダンスも難なくこなすが、とりわけ「himawari」などでのパワフルかつ伸びやかで、卓越した歌唱力に関しては早々と高評価を得ていた。そして今年1月にリリースしたMISIAのカバー「つつみ込むように…」では難曲を見事に歌い上げて大きな反響を呼び、注目度を一気に高めている。

　LDHでこうした実力のあるグループが結成されてきた背景には、2003年に開業したダンススクール・EXPG STUDIOという土壌も大きく関わっている。しかしオーディションに際しては外部から挑戦している実力者も多く存在し、また今回の『iCONZ』ガールズグループ部門に関してはØMI（登坂広臣／三代目 J SOUL BROTHERS）とHYBE LABELS JAPANとの共同プロデュースになるため、今までとはひと味もふた味も異なるグループとなることだろう。デビューの座を勝ち取るのは誰なのか、しかと見届けたい。

※1：https://realsound.jp/2015/01/post-2213_2.html