木村拓哉、堂本剛、中島裕翔……後輩も憧れるジャニーズのファッショニスタたち　新たな方向性示すメンバーも

コンプレックスを逆手にモデルの道を切り開いた中島裕翔

　ファッションモデルとして活躍するメンバーも続々と増えている。昨今の若手ジャニーズがモデル進出する道を作った立役者的な存在が、中島裕翔（Hey! Say! JUMP）だ。デビュー直後は意外にもコンプレックスだったという高身長を逆手に取り、見事に活躍の場を見いだした。小瀧望（ジャニーズWEST）はスタイルの良さに加え、表情や豊かな表現力で魅力を放っているほか、ジェシー（SixTONES）は『Safari』などでの堂々とした佇まいが印象に残っている。そしてオーディションを経てジャニーズ初のパリコレモデルとしてデビューしたのが、ラウール（Snow Man）だ。『YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME 2023 Spring Summer』コレクションのランウェイに登場したラウールは、2体の衣装で登場。2体目のウォーキングの途中にはオーディション時の山本耀司からの「観客をドキっとさせてほしい。そしてドキっとさせた瞬間にやめてほしい」という要望に見事に応え、一瞬のダンスパフォーマンスを披露。初めてとは思えない堂々としたウォーキングで魅了した。

　増田貴久（NEWS）もファッション好きで知られており、所属するグループのステージ衣装はもちろんのこと、後輩であるHey! Say! JUMPのステージ衣装のデザインを手がけるなど、才能を発揮している。センスに加え、実際に着用しパフォーマンスする経験を生かし、魅せ方にもこだわったデザインが印象に残った。

　ジャニーズには先輩から後輩に洋服をプレゼントするという伝統もあり、先輩との交流が持てる嬉しさだけでなく、いつか自分たちも先輩のように活躍して同じ立場に立ちたいと思えるきっかけになっていると同時に、後輩への熱いエールも込められているように思う。今後もブランドとのコラボやステージ衣装、雑誌やショーなど華やかなファッションの世界で、アイコニックな存在として活躍するジャニーズメンバーの姿を見るのが楽しみである。