Aぇ! group 正門良規、京都を5日間で100キロ歩く旅は「意外と大丈夫」 新番組『てくてく絶景』で人見知りを克服

 旅番組『てくてく絶景』(BSプレミアム)の取材会が6月30日に行われ、旅人として撮影を終えたAぇ! groupの正門良規が登場した。

 同番組は、地元の人しか知らない“まだ見ぬ絶景”をつないだ、番組オリジナルの一筆書きルートを、旅人がガチ歩きする新しい旅番組。旅人をつとめた正門は、グループではギターを担当し、ジャニーズJr.史上初のソロコンサートを今年春に開催するなど、活躍の場を広げている。

 番組では京都を舞台に、日の出とともに1日約20キロ歩き、5日間で100キロを歩き切った。7月25日から29日の5日間にわたって日めくり形式で放送され、旅を追体験できる。取材会では、番組の魅力や旅を通しての変化を語った。

 プロフィールに“散歩が趣味”とある正門。出演が決まったときの心境を問われると、「はじめは“散歩番組”と聞いていたので、趣味が活きる! と喜んでいました。話を聞くと、5日で100キロ歩くと……(笑)。今まで経験したことのない距離だったので、体力面で不安でしたね」と、素直な気持ちを明かした。ソロコンサートに続き、旅番組での1人ロケに挑戦。「魅力を伝えきれるかという緊張がありました」と話す。

 Aぇ! groupのメンバー、草間リチャード敬太は京都出身。出演が決まり、歩くルートを伝えると、「え!?」と一言のみだったと言い、「それぐらい、地元の人から見てもあり得ない距離だったみたいです。でもすぐに、『歩いて旅するのええなあ』って言ってましたね」とメンバーの反応も楽しんでいたようだ。

 1日20キロ、5日で100キロもの距離を歩く。筋肉痛や靴擦れなど、肉体的な苦労を問われると笑顔を見せる。「意外と大丈夫だったんです。全然って言ったら嘘やけど、『正門、じょうぶやな』って自分で思いました(笑)。スタッフや京都の皆さんのおかげで、楽しく歩き切れましたね」と、ほっとした表情を見せた。

 この旅は、事前準備やアポ取りはほとんどされておらず、ルートが決まっているのみ。正門自身が、地元の人に声をかけながら思い出の写真や、その時に撮った写真を見せてもらい、絶景に足を運ぶ。番組の見所は“ガチ歩き”だと明かし、「初対面にも関わらず好きな景色や思い出を嬉しそうに話してくれた人々のあたたかさが嬉しかったですね」と振り返る。「僕は自称人見知りで、わりと初対面の人に緊張する方やと思ってたんです。お話しした皆さんの懐の大きさもあるとは思うんですけど、会話って楽しいなと感じて。人見知りを克服できたのかもしれません」と番組を通じた思わぬ変化についても語った。

 京都は、Aぇ! groupで初のツアーで行った会場がある思い出の場所でもある。なじみの場所ではあるものの、観光地としての景色とは違った魅力が多かったという。「日の出とともに歩くことが、まずなかなかありません。気づかず通り過ぎそうな景色や、『なんでここが絶景!?』と思うような写真もあった。でも地元の方の視点でお話を聞いて、愛される理由がわかりました」と、景色の見え方が変わり、魅力を再発見できる番組だと語った。

 印象に残った場所を聞かれると、「放送で見てほしい場所がたくさんある」と前置きしつつ、「哲学の道」を挙げた。「毎日絵を描きに来ているお父さんがいて、その日によって見える景色が変わると話してくれました。修学旅行生を見かけて『旅行に来られてよかったなあ』と勝手に感じたり(笑)。人と景色の両方を味わえた場所でしたね」と、エピソードを披露。家族やメンバーなど、大切な人へ見せたい景色は「嵯峨鳥居本」だと明かした。国が指定する重要伝統的建造物群保存地区に指定されている観光スポット。「僕も知らなかった場所で。収録が終わってから家族や友だち、メンバーにも話しました」と笑顔を見せた。

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