超特急、8号車に誓ったこの先の“進化” 新メンバー募集への思い語った10周年ツアー初日公演

 「僕は賛成でも反対でもなくて」と切り出したカイは「(オーディションを)やることによって、面白い出会いや、より上に行ける確信が持てる出会いがあるといいなという思いで発表した。これから先の10年に向かうためでもあるし、より早く上の段階に進むという意味で新メンバーを募集したいなと思っている。いろんな気持ちがあると思うけど、僕たちを信じて、僕の言葉を信じてついて来てくれると嬉しい。僕自身、8号車に嘘をついたことはないし、僕自身の思いをいろんな場面で伝えてきたつもりなので、そんな僕を信じて超特急について来てもらえたら」と、真っ直ぐに気持ちを伝えていた。

カイ

 ユーキは「正直10年やっていてこの選択をするのは、上を目指す以外の何物でもない。ぶっちゃけ僕は、(メンバーが)7人から減った瞬間からこのことを考えていた。僕らはボーカルの声を聴いて踊っているので、タカシが100%の力を出せないライブはないなと思っていて。“メインダンサーとバックボーカル”で始まった僕たちだから、そこは絶対に崩したくない。8号車と作り上げてきた大切なものだからこそ、変化じゃなく進化するためにオーディションをやりたいなと思った」と晴れやかな笑顔だ。

リョウガ

 リーダーでもあるリョウガは「今聞いたとおり、否定的な意見を持ったメンバーはいないよっていうことを知っていただきたい。具体的なことはこれからなので、もしかしたらベース(担当)が来たりするかも(笑)。そういう未知なる出会い、化学反応を求めて探していきたい。今の形から変わることに対して、いろんな気持ちになる方もいると思う。僕の気持ちとしては、7人から始まっていろんな道のりを皆さんと一緒に走ってきたそれらの全てを無駄にしないためにも、これからも一緒に超特急といてほしいと心から思う。壁にぶつかった時も支えてくれるのは、僕たちの軌跡を知っている皆さんだと思うので、これからも超特急をよろしくお願いします」と挨拶した。

 5人の気持ちを改めて伝えるような楽曲で締めくくった本編。アンコールではタクヤが「8号車のみんな! 超特急と青春しましょう、これからも! OK?」と呼びかけ、音楽で心をひとつにする喜びを噛みしめるようなパフォーマンスを披露。ここから始まるアニバーサリーのツアー、そして変化ではなく「進化」の道を選び走り始めた超特急のこれからがますます楽しみになるような、ツアー開幕の一夜だった。

関連記事