十五少女、第一期の全貌発表 前日譚小説、音声ドラマ、プロジェクトの最終目標などが明らかに

 十五少女が、第一期の全貌を発表した。

 十五少女は。音楽以外の全容が明かされてこなかった謎多きプロジェクトだったが、今回3つの情報が解禁された。

1.株式会社講談社による物語化の決定、および、小説第一弾『竹虎レオナの場合』の発表
2.音声ドラマ化に加え、作中でキャラクター・ボイスを担当する声優の発表
3.プロジェクトの最終目標

 2022年をプロジェクトの第一期と設定し、本日を皮切りに続々と新コンテンツや情報が更新されていく見通し。それぞれの詳細は以下の通り。

十五少女 前日譚小説

①株式会社講談社による物語化の決定

 これまで一切明かされてこなかった十五少女の生い立ちやキャタクターなどが、今後小説や漫画という形で暴かれていく。第一弾として、前日譚小説という位置付けの『竹虎レオナの場合(前篇)』が、好きな物語と出会えるサイト『tree』にて無料公開された。執筆は『ルヴォワール』『キングレオ』シリーズなどで人気を博す小説家で『Fate/Grand Order』のゲストシナリオライターも務める円居 挽(まどい・ばん)が手がける。

小説リンク: https://tree-novel.com/works/episode/3fa7deba68542762276ce3ada57b0c6a.html

②音声ドラマ化

 上記の小説・漫画を原作とした音声ドラマの製作も決定。オフィシャルtwitterでは、4月2日〜4月16日にかけて、15日間連続で毎晩20時に各キャラクターボイスを担当する声優(歌唱担当とは別途)が発表されていく。第一弾として4月2日20時に“伊田知リン"の声優をティザー映像で発表する。

十五少女Twitter: https://twitter.com/15shoujo

③プロジェクトの最終目標

 オフィシャルHPでは、運営から報告書(『子供都市構想』)なるものがリークされており、“十五少女が一台のバスに乗って子供都市を目指す”という本編のアニメ化こそが、プロジェクトの最終目標であることが明かされている。

 第一期は、その実現に向けた新たなクラウドファンディングとして機能させるとのこと。各キャラクターの前日譚(小説・漫画・音声ドラマ)を、全て無料コンテンツとして公開し、資金ではなく関心(閲覧数や再生回数、コメントやいいね!の数)=好きや嫌いなどの意思表示を集める。“お金”を調達するものではなく“関心”を集めることで、ファンとコミュニケーションをとりながら一緒に作品を紡ぐ『新たな共創のカタチ』を目指す。

オフィシャルHPリンク:https://15sj.xyz/

 エイベックスと大日本印刷(DNP)は引き続き、そのテクノロジーやナレッヂを活用しながら、十五少女が暮らす別世界を仮想空間として構築し、新たなエンタテインメント体験創出を目指すという。すでに3DCGクリエイター・藤田将によるメタバースの一部が公開されており、MV制作や次世代XRライブなどに活用される予定だ。

[十 五 少 女(15 Voices)/// 子 供 都 市 」Teaser Movie

 今後、エイベックス、講談社、DNPの三社に加え、『FZ from sfpr / Radical Hardocore Clique』をはじめとするインターショナルな音楽制作チーム、小説家の望月拓海をはじめとした複数の漫画家、デジタルアーティストのケイゴイノウエ、新時代のタイポグラファー・ゆうたONE、イギリス在住のビジュアルアーティスト・Max Prentisや複数の3DCGクリエイターなど多彩な才能が集結。これまでにない立体的な共創を加速する次世代コレクティブ『子供都市構想』が編成され、十五少女の仮想世界を構築していくという。

 また、DNPは合同会社AKIBA観光協議会と共に『バーチャル秋葉原』をオープン。その中で 『十五少女×バーチャル秋葉原 supported by 子供都市構想』も同時公開した。十五少女は、仮想世界の秋葉原万世橋エリアで、映像作品を含めたビジュアルジャックを行い、ユーザーは自らの分身であるアバターを操作し、バーチャルリアリティ内で十五少女のサイバーパンクな世界観に触れることができるとのこと。なお、『バーチャル秋葉原』では、地域の事業者の協力によって、その景観の最たる特徴でもある商標を持つ看板までもが再現されている。

バーチャル秋葉原:https://www.virtual-akihabara.com/

※『バーチャル秋葉原』はPC用のアプリまたはWebブラウザから利用可能
※アプリ版は、DMMの「Connect Chat(PCおよび一部VRゴーグルに対応)」で利用可能
※Webブラウザ版は、PCまたはスマートフォンのブラウザで利用可能(今後公開予定)
※「Connect Chat」:https://store.steampowered.com/app/1424930/Connect_Chat 

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