荻原梓のチャート一刀両断！
Snow Man、圧倒的大差でシングルチャート首位に 心地よいサウンドで描くドラマチックな冬の情景
参照：https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2021-12-13/
最新のオリコンチャートによれば、Snow Man『Secret Touch』が734,494枚で1位を記録。続いて、刀剣男士 formation of 心覚『問わず語り/焔』が46,741枚で2位、岩橋玄樹『My Lonely X’mas』が46,134枚で3位。1位のSnow Manが2位以下に圧倒的な差を付けた週となった。
『Secret Touch』はSnow Manの通算5枚目のシングルで、表題曲はドラマ『消えた初恋』（テレビ朝日系）の主題歌となっている。全体的に繊細なピアノのタッチや、人肌を感じる温かいコーラス、美しくドラマチックなストリングスアレンジなど、美麗で幻想的なサウンドが展開されるなか、ボーカルはウィスパー寄りの歌い方を基本として、やさしく聴き手へ歌いかけるようなスタイルから、サビでのエモーショナルな表現へとワンコーラスの中で徐々に想いが強くなっていくような流れを見せる。リズムはゆったりとしていて、サウンドは透き通り、歌声からは白い吐息が連想される。
前シングル曲「HELLO HELLO」では、レモンにまつわるワードや夏を意識した作風が印象的だったが、今作は曲全体に“冬感”のある作りだ。作曲は前田佑とJazzin'parkの栗原暁の2人による共作。2人とも多くのジャニーズ作品を手がけるプロデューサーである。編曲は同じく前田佑と、ストリングスアレンジに門脇大輔がクレジットされている。
一方で、カップリング曲の「僕の彼女になってよ。」は、一転して激しいエレクトロサウンドからスタートする1曲。軽快なリズムに乗せて〈僕の彼女になってよ。〉と歌うダンスナンバーだ。特にサビ直前の決め台詞〈「おいで」〉にはドキッとさせられるリスナーも多いだろう。作曲は、ジャニーズをはじめ多くのJ-POPに楽曲を提供する海外プロデューサーのジョセフ・メリン。King & Prince「You are my Princess」や、嵐「『未完』」、Hey! Say! JUMP「チョコラタ」などを手掛け、Snow Manには「君の彼氏になりたい。」を提供している。
