プロダンスリーグ『D.LEAGUE』第2シーズンROUND.2 “近未来のSPダンサー”登場でSEGA SAMMY LUXが連覇

 日本発のダンスプロリーグ『第一生命 D.LEAGUE 21-22』ROUND.2が11月25日に行われ、SEGA SAMMY LUXが92点(ジャッジ点75+オーディエンス点17)で優勝した。

 第2シーズンの参加チームは、昨シーズンに引き続きavex ROYALBRATS、KADOKAWA DREAMS、KOSÉ 8ROCKS、CyberAgent Legit、SEGA SAMMY LUX、SEPTENI RAPTURES、FULLCAST RAISERZ、Benefit one MONOLIZ、USEN-NEXT I’moonの9組と、新たに加わったdip BATTLESとLIFULL ALT-RHYTHMを合わせた計11チーム。

 レギュラーシーズンは全12ラウンドとなっており、各チームが8人編成・2分から2分15秒のパフォーマンスで争う。そしてレギュラーシーズンの上位4チーム、ワイルドカード枠2チームによるチャンピオンシップで勝者が決定するという流れだ。

 開幕戦は異例のKADOKAWA DREAMSとSEGA SAMMY LUXの同率優勝。さらにパワーアップした2年目のレギュラーシーズンになると予感される内容だったが、2戦目はどんなパフォーマンスが飛び出すのか期待が高まっていた。

 今回の審査員はDANCER JUDGEとしてPEET、STEZO、長谷川達也、UCHIKOの4名、ENTERTAINER JUDGEとしてテリー伊藤、CHIHARU、振付稼業air:man 杉谷一隆、向井地美音の4名。さらに別途で加わるオーディエンスポイントも勝負を左右する。

 先陣を切ったのはLIFULL ALT-RHYTHM。前回の中東風とは打って変わった音楽で、大胆な衣装チェンジがハイライトの物語性あるショウケースを披露。この作品が60.5点(PEET7.5、STEZO7.5、長谷川8、UCHIKO8、テリー8.5、CHIHARU5.5、air:man7.5、向井地8)を獲得した。

LIFULL ALT-RHYTHM

 続くdip BATTLESが、審査員でもお馴染みのWAPPERが振り付けた西海岸的な雰囲気のあるナンバーで58.5点。そして前回の勝者・KADOKAWA DREAMSはグルーヴ感あふれる作品で貫禄を見せつけ68点を獲得。FULLCAST RAISERZは持ち味であるクランプの、Benefit one MONOLIZはヴォーグのバトル文化を作品に落とし込んだ内容で、ともに62点。

 そして、もう一方の前回覇者・SEGA SAMMY LUXの「秘密兵器」が炸裂する。なんと初のSPダンサーとして“2042年から来た”というRAARAを迎えた異色のパフォーマンス。これが映える衣装も相まって大きなインパクトを残し、得点はこの日唯一の大台となる75点(PEET9.5、STEZO9.5、長谷川達也9、UCHIKO9.5、テリー10、CHIHARU9、air:man9、向井地9.5)。向井地も「素直に一番引き込まれた」と驚嘆した。

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