『Girls Planet 999』ソンミ&ティファニー……オーディション番組の盛り上がりに欠かせない講師陣たち

 一方でDA PUMPのKENZOがトレーナーとして見せた情の厚さも反響が大きかった。KENZOは最初のレベル分けテストの段階から練習生を叱った他、感情をあらわにして接する場面がいくつかあった。しかし、親身に指導する姿勢も多く放送されており、実際にKENZOの指導を受けた練習生が番組内で成長した姿には心打たれた視聴者も多いだろう。番組終了後には、テーマソングだった「Let Me Fly ~その未来へ~」の決めポーズをメディア出演時に度々披露するなど、KENZO自身の“プデュ愛”も凄まじいことがわかる。個性豊かなトレーナー陣が多かった『PRODUCE 101 JAPAN  SEASON 2』は、練習生をサポートする立場でありながら、各トレーナーのエンターテインメントへの想いを存分に表現できる場であったように思う。

 他にも、JYP EntertainmentとP NATIONによる合同オーディション番組『LOUD』や、ENHYPEN結成のきっかけとなったオーディション番組『I-LAND』でもアーティストたちが講師役として様々な発言を残してきた。アーティストが指導側に立つときには、パフォーマンスで意識していることがそのまま視聴者にも届く。彼らの努力や姿勢を知ることのできる貴重な機会だろう。

関連記事