Kis-My-Ft2、NEWS、KAT-TUN……自由度の高い企画でファン以外も楽しめる、ジャニーズ深夜バラエティの魅力とは？

三者三様の個性が生きるKAT-TUNならではのバラエティ

　デビュー15周年を迎えたKAT-TUNの3人がそれぞれ新人ディレクターとチームを結成し、人生で一度は食べてみたいお宝食材＝食宝をゲットするため全国を旅するドキュメントバラエティ『KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン』（TBS系）。亀梨和也、中丸雄一、上田竜也がディレクター陣と食材を決めて現地に向かうのだが、3人とスタッフとのやりとりだけでもそれぞれの個性が垣間見れる。番組を通じ、何でも几帳面に取り組みたい亀梨、撮れ高まで気になる中丸、人の懐に飛び込むのが上手い上田と三者三様の素顔が見られることに加え、地元の人たちや食の番人と言われる食宝をつかさどる名人たちとの触れ合いも毎回楽しみだ。

　これまでも『KAT-TUNの世界一タメになる旅！』（TBS系）で数々の過酷なロケに挑んできた3人だからこそ、ただ面白いだけでなく、人との繋がりや貴重な食材を手にするまでの苦労も併せて、深みのある番組としてジャニーズファン以外でも楽しめる内容となっている。これから3人がどのような人々や食宝に出会えるのか、毎回放送が待ち遠しい番組のひとつだ。

　深夜枠のバラエティの面白さは、自由度の高さにあるように思う。また、体当たり企画やロケなど様々な経験を積むことでバラエティの基礎を学び、メンバーの特性や個性を際立たせていくことにも役立っているはずだ。その結果として、ジャニーズファン以外の視聴者への認知度アップにも繋がっているのではないだろうか。過去には嵐、関ジャニ∞なども活躍した深夜枠のジャニーズバラエティだが、今後もゴールデンへ飛躍するような番組が登場することを期待したい。