ゆず、東京2020オリンピック 日本代表選手団に「栄光の架橋」でエール　「最高のパフォーマンスを発揮できるよう」

　7月6日、『東京2020オリンピック 日本代表選手団 壮行会』がオンラインで生配信された。本会は、7月23日より開催予定の東京オリンピックへ、日本代表選手団を送り出すための式典。今回はコロナ禍であることから、初めてオンラインで開催され、YouTube、Facebook Live、LINE LIVEなどのプラットフォームにて無料公開された。

　配信が始まると、東京・新宿区の日本オリンピックミュージアムにいる「東京2020オリンピック日本代表選手団公式応援団長」の松岡修造と、司会の平井理央が登場。そして結団式を終えた選手と関係者に加え、500名以上の選手たちがオンラインで画面越しに参加した。

　まずは、菅義偉総理大臣からのメッセージが流れ、「皆さんがこれまで積み重ねこられた努力に対し、心から敬意を表します。思う存分力を発揮し、最高のパフォーマンスを見せてください」と選手たちへの激励の言葉が贈られた。日本オリンピック委員会・山下泰裕会長からのメッセージでは、「皆さまと共に、日本代表選手団を送り出せることを大変嬉しく思います。どうかあたたかい声援をお願いします」と関係者や応援している方々への感謝の言葉が贈られた。

　そして、いよいよ日本代表選手への応援パフォーマンスがスタート。まずは日本オリンピックミュージアムの中に、LEDで光るリボンや旗を持ったダンサーたちが現れ、幻想的な舞を披露。ダンスが徐々に力強さを増していくと、画面は突如巨大なスタジアムの中へと進んでいき、無数の光の粒が舞う中に現れたのは、スーツに身を包んだゆずの2人だった。

　一粒の光を右手で大切に包み込むように握りしめた北川悠仁が、「東京2020オリンピックに向けて、日本中、世界中の選手の皆さんが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、この曲をエールとして贈ります。画面の向こうの皆さんも、ぜひ一緒に歌ってくれたら嬉しいです」と伝えると、名曲「栄光の架橋」が披露された。

　熱い気持ちを込めて歌う2人の背後や足元の巨大なスクリーンには、選手たちの力強いパフォーマンスの映像が映し出される。さらに、事前に特設サイト募集していた手書きのメッセージが、たくさんの光の粒と共に浮かび上がっていく。「最高の仲間を信じて」「感動を待ってます！」「楽しんで」「皆さんの人生と歴史に残るオリンピックに！！」「一人じゃない！応援しています」「どこにいても心は1つ」「ただ、ただ、応援しています」「最高の笑顔を見せてください」。日本中の人々からのメッセージがスタジアムの中を飛び交い、その声援を噛みしめるように受け止める選手たちの真っすぐな表情が映し出されていた。

　この壮大で感動的なパフォーマンスを受け取った感想として、副主将の石川佳純選手は、「本当に元気と勇気をいただきました。今度は私たちがプレイで日本の応援してくださる方に元気と勇気を届けたいと改めて思いました」と述べた。