【リアルサウンドキャリア】ジェイ・コウガミが語る、デジタル時代のエンタメ業界と人材のあり方

日本の音楽業界、エンタメ業界は成長分野

ーー今、音楽をはじめエンタメ業界はそういうタイミングであるということですね。一方で、今回私たちが立ち上げた「リアルサウンドキャリア」のように、業界に特化したデジタル人材における、良い求人サービスがなかったということも問題かなと思っています。

ジェイ・コウガミ:そうかもしれないですね。そもそも音楽やエンタメの求人サイトに限りませんが、求人募集って、あまりエンタメ感が湧かないですよね(笑)。ワクワクするような未来像や将来性を共有することは常に大事だと思います。そして、業界関係者や、新卒スタッフ、インターンの学生、転職者、経営者の皆さんなど、様々な視点から音楽業界やエンタメビジネスについて語る場があってもいいんじゃないのかなと思います。よく海外の音楽業界では、現役の経営者やスタッフがウェビナーやオンラインカンファレンス、ポッドキャスト、YouTubeなどで、仕事やキャリア形成、成功体験について話しているのを見たり聞いたりします。情報共有の場を広げていくことも流動的な人材獲得に繋がると感じます。

ーーはい。まさにそういうサイトを目指そうと考えています。これまでの求人サイトは求人を出す企業の情報が主体となるのが当然だったんですけど、いろいろな視点をいれるべきだと思っています。

ジェイ・コウガミ:海外の音楽業界では、求人サイドだけでなく、音楽業界やエンタメ業界専門のリクルーティングサービスや、人材を繋ぐネットワーキングツールが使わるなど、業界内で常に人材育成が意識されています。もし日本の音楽業界が本当に新しい時代で生き残るための人材を全力で探しているなら、今からでも何ができるか、を考え直さねばなりません。僕は、日本の音楽業界、エンタメ業界は成長分野だと思っています。新しい発想やアイデアを持っている方が活躍できる機会は存分にあります。可能性ある人とのマッチングをどこまで増やせるかがポイントになるのではないでしょうか。

■リアルサウンドキャリア
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