堀内まり菜、大西亜玖璃、高野麻里佳……今春アーティストデビュー果たした女性声優たち

堀内まり菜『ナノ・ストーリー』(初回限定盤)

 アイドルユニット・さくら学院の元メンバーであり、幼いころから芸能活動を続けてきた堀内まり菜は、先日アーティストデビューを果たしたばかり。

 2014年3月にさくら学院を卒業し、以降は学業と両立しながら声優・女優業を続けてきた。当時のさくら学院マネージャーを通じてアニメ作品に触れ、声優やミュージカル俳優の道を志すようになったと語る(堀内まり菜に聞く、さくら学院卒業後に選んだ“声優”としての現在「大きなところを目指すならより覚悟も必要」)。

 多次元メディアミックス『ライブレボルト』の時音ひなた役や『IDOL舞SHOW』の明瀬亜美役を務め、まさにこれから声優としてさらに成長していくであろう堀内だが、3月10日にリリースされたデビューアルバム『ナノ・ストーリー』では収録された12曲中10曲で、共作ながらも作詞作曲を務めている(残る2曲でも作曲に参加)。

堀内まり菜デビューアルバム「ナノ・ストーリー」Album Trailer

 本作で彼女と共作したのは新津由衣。『NARUTO-ナルト-』や『焼きたて!!ジャぱん』(いずれもテレビ東京系)などの主題歌を務めた2人組ユニット・RYTHEMの元メンバーであり(YUI名義)、さらに・Neat'sとしても活動してきたソロシンガーだ。

 2人の共作となった本作では、堀内がミュージカル作品にも出演してきた影響もあってか、「ナノ・ハナ」「ヴァイオリン幻想曲」「ねぇ星よ」の冒頭3曲が緩やかなオーケストラサウンドで構築され、メロディラインも伸びやかに響く。後半は「Welcome to Nanoland」のSF系テーマパーク風な曲調、インスト曲が2曲差し込まれていることを踏まえても、まさにミュージカルのようなシアトリカルさが滲んだ作品だ。

※1:https://www.skyperfectv.co.jp/special/voice-actor/hominis/?post7025
※2:高野麻里佳 公式Twitter(2020年12月7日)より

■草野虹
福島、いわき、ロックの育ち。『Belong Media』『MEETIA』や音楽ブログなど、様々な音楽サイトに書き手/投稿者として参加、現在はインディーミュージックサイトのindiegrabにインタビュアーとして参画中。
Twitter(@kkkkssssnnnn)

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