BTS JUNG KOOK、“黄金マンネ”の異名もつ抜群の歌唱力 初の公式監督MVで描かれるグループ愛にも期待

 そんな彼にメンバーが、2013年にドッキリを仕掛けたことがある。いつも通り完璧にMVの撮影に挑んだJUNG KOOK。だが、何度踊っても「立ち位置がズレている」と監督から怒られてしまう。BTSのダンスはまるで倍速で見ているかのように激しく素早い。MV撮影の雰囲気も真剣そのもの。メンバーも迫真の演技で厳しく指摘。ミスをしていないにも関わらず、必死に調整しようと挑む健気なJUNG KOOKに、胸を痛めつつも萌えてしまう。

[EPISODE] BTS Surprise Birthday Party for Jung Kook!

 ネタバラシとなったときも、素直に涙を流して「あ〜演技か」とおっとり話す。そんなJUNG KOOKが愛しくてメンバーのボディタッチが止まらない。パフォーマンスに対してストイックな姿勢を見せながらも、穏やかで愛らしいJUNG KOOKの性格を垣間見ることができる思い出の一幕だ。

 当時のまっすぐな気持ちは、2020年の今でも変わらない。むしろ、実力を身につけたからこそ、より誠実に1つひとつの仕事に取り組もうという姿勢が伝わってくる。10月21日のライブ配信では、初めてMVを公式に監督したことをARMY(ファン)に報告。忙しいプロモーション時期と並行してのチャレンジに、改善の余地を感じながらも「楽しかった」「僕が監督だと言うのは少し恥ずかしい」と照れながら話す。

201021 Jung Kook (+ENG)

 そして「気に入ってくれると嬉しいし、僕が撮ったカットを果たして当てることができるか。僕の感性を感じることができるか楽しみです。僕はARMYのみなさんを信じてますからね」といたずらっぽく笑う姿に、変わらぬ愛らしさと進化していく頼もしさを感じる。

 さらに「機会があれば僕の心と魂を込めた映像を、BTSをしながら、ヒョン(兄と慕うメンバー)達と一緒に撮りたいという意欲が湧いてきました」という言葉も。メンバー、そしてARMYから愛情をたっぷり受けて育った黄金マンネが、どのようにBTSを見つめているのか。そのカメラ越しに描かれるであろうグループ愛に、そして映像的なBTSブランドの可能性に期待せずにはいられない。

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