EXILE TETSUYAとEXILE AKIRAが語る「DANCEとリーダーシップ」 EXPG高等学院の生徒たちに力強いエール
EXILE TETSUYAが学長を務める「EXPG高等学院」が、7月13日に特別講義を行い、スペシャルゲストにEXILE AKIRAが登場。「DANCEとリーダーシップ」というテーマで、EXILE TRIBEのリーダーという立場からAKIRA自身の経験に基づいたリーダーシップ論を生徒に講義した。
今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため東京、名古屋、大阪校をオンラインで繋ぎ、EXPG高等学院第1期生全118名が聴講した。TETSUYAは前回のE.P.I QUALITY(EXILE パフォーマンス研究所)(EXILEのダンスパフォーマンスに関わる事柄を“食・息・動・考”という4つの観点から研究・考察する活動)のテーマ、課題になっていた「心拍数」についてのレポートに丁寧にリアクションしていく。さらに、今回テーマになってる「リーダーシップ」について様々なタイプがあることを講義した後、ゲストスピーカーとしてAKIRAがサプライズ登場した。
AKIRAは、EXILEのパフォーマー15人及びEXILE TRIBEのリーダー的存在。TETSUYAとは20年来の気心の知れた信頼し合う仲で、EXPG設立時にインストラクターを担当していた立場でもある。最初の話題は、AKIRAが思う理想のリーダー像。この問いにAKIRAは「理念と現場を大事にして、夢を語れる人」と答える。理念とはLDHにおける「Love, Dream&Happiness」であり、夢とはかつてのEXILEにとってのドームツアー。しかし、現場の仕組みを理解してコントロールできる人材となると限られているため、この3つが揃っている人にはついていきたくなるとAKIRAは語る。TETSUYAが「グループを引っ張っていくのはものすごく大変なことで、それを体現しているAKIRAは毎回すごいなって思います」と返すと、AKIRAは「自分のメリットとか成果を求めるんじゃなくて、チームにとってのメリット、成果になることを常に考える」とリーダーの立場で大事にしていることを明かす。本当のリーダーはチームのために何ができるかを選択し、後にそれが大きな成果になって自身に返ってくるのだ。
時代によってリーダーシップの形も変わってきた。AKIRAやTETSUYAの時代で言えば、大きな会社に就職してそのルールの中で仕事をすることが求められた。しかし、EXPG STUDIOに通っている10代の生徒のような、SNSやYouTubeなどを使って自分を表現できる時代に生きている。AKIRAは、「みなさんの世代こそ、リーダーシップが問われるんです」と呼びかけ、自己表現で成功するためにもリーダーシップが大切になると説く。それは、ダンサーもボーカルも一緒。TETSUYAも「自己プロデュースを始めて生まれた想いや、その形に共感した人が集まってくるという体験をしたら、その時点でリーダー。集まってきた人と一緒に何をしようと思ったら、リーダーシップが問われる」と共感する。YouTuberで言えばチャンネル登録者、AKIRAやTETSUYAにとってはファンやEXPGの生徒が“集まってきた人”であり、その人たちと新たに何かを創造する上でもリーダーシップは必要なのだ。エキサイティングしていく講義に、ふと「出会ってから一番真面目な話をしている」と我に返ったAKIRAに、TETSUYAも笑いながら「立場が人を変えるんです」と過ぎ去りし頃の自分たちを振り返っていた。
AKIRAはサッカー推薦で進学し、海外遠征をするほどのサッカー選手でもあった。しかし、ある時期を境に挫折。サッカーを辞めてからはボールも触らなかったという。時を経て、AKIRAはEXILEでスタジアムツアーを巡った際、「ピッチに立ってる」と思った。それはサッカーで憧れたピッチ、スタジアムでボールは蹴っていないけれど、「夢って違う形で叶えられる」と思うことができたのだ。2010年にはEXILEの楽曲「VICTORY」で日本代表の応援ソングも務めた。「夢は本気で追えば、自分の長い人生のタームの中で、必ず意味が出てくる。夢の叶え方にはいろんなやり方がある。諦めないで欲しいし、今の瞬間を全力で過ごしてほしい。考えるより行動」と夢を追う生徒たちにメッセージを送った。