The Individualism of BEYOOOOONDS ~ビヨーンズの個性と発展~

BEYOOOOONDS 平井美葉、グループ随一のハスキーボイス&ダンスが武器に キャラクター性を徹底解説

尊敬する・仲の良いハロプロメンバー

 平井が尊敬していて目標としているハロプロの先輩メンバーとしてよく名前が挙がるのは、ダンスの面では石田亜佑美、歌の面では野中美希。どちらもモーニング娘。'20のメンバーだ。

 特に石田とは交流エピソードが多い。おそらく、前述の『ハロプロダンス学園』で共演したことがきっかけで距離が縮まったのだろう。昨年8月にモーニング娘。'19が『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』に出場したことがあったが、その際に歌った一曲が「泡沫サタデーナイト!」。この曲の間奏での石田によるソロダンスの振付を平井が担当したのだ。これは石田から平井へ直接依頼したとのことで、信頼関係がうかがえる。石田のInstagram公式アカウントでは、この振付を再現した動画がアップされていて、どういう振付だったかがライブ未見の人も知ることができる(参照)。

 また、アンジュルム佐々木莉佳子とも仲が良い。佐々木も『ハロプロダンス学園』で共演した仲だ。同じアンジュルムの伊勢鈴蘭のブログによると、「佐々木さんは、みよ(平井美葉)にベタ惚れしてる」という証言がある(参照)。

 佐々木に限らず、平井に好意を寄せているハロプロメンバーは数多い。平井が加入した直後の2019年のハロプロコンサートなどでは、他のハロプロメンバーが平井とツーショット写真を撮る割合が多いなど、ハロプロ内人気を集めている印象があった。平井のボーイッシュな感じが同性に好まれやすいという一面もあるかもしれないが、単純に「イケメン」の一言ではくくれない多様な魅力が平井にはあると感じる。普段の喋りかたや物腰は柔らかだが、ふとした瞬間に垣間見えるルックスの良さ、そしてダンスの確かな実力など、そのギャップが魅力的というか……。やはりBEYOOOOONDS内では、前田こころと並んでの同性人気(ハロプロメンバー、ファン、双方の意味で)を集めやすいメンバーではあると思う。

■ピロスエ
編集およびライター業。企画・編集・選盤した書籍「アイドル楽曲ディスクガイド」(アスペクト)発売中。ファンイベント「ハロプロ楽曲大賞」「アイドル楽曲大賞」も主催。Twitter

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