日向坂46 小坂菜緒&渡邉美穂、『DASADA』で見せる成長した表現力 対極な存在感を放つ二期生コンビに注目

 二期生の個性がまだ引き出されていなかった加入当初、次世代の2大エースのように注目されていた小坂と渡邉。2018年8月号のBUBKAでは、“「静」と「動」のゴールデンルーキー”と紹介されており、そこには互いの印象についても語られている。渡邉は「周りを見ていろいろ発見してくれてるんです。私よりも精神年齢は上だなって思います」とし、小坂は「よく変なことをします。行動がおかしいんです」と、ボケ(渡邉)とツッコミ(小坂)の関係だと話す。また小坂が「基本、落ち着きがないですね。ずっと体を動かしてなきゃ渡邉美穂じゃない。私はじっと待っていられるタイプ」と二人の違いを語っていたのも印象的だった。また、小坂と渡邉は、オーディションの番号が15番・16番と隣り合わせで、最終審査の控え室も隣の部屋だった。そこで人見知りで全く人と話せなかった小坂に、渡邉がはしゃいで声をかけたというエピソードもあり、小坂が唯一頼りにしていたのが渡邉だったよという。「人見知りな小坂」と「グイグイくる渡邉」。その二人の関係性は、佐田と篠原とは真逆で面白い。

 「ハッピーオーラ」(けやき坂46)ではセンター加藤史帆の両脇に並ぶなど、けやき坂46時代は良きライバルとして切磋琢磨していた2人だが、日向坂46になってから他の二期生も台頭したきたことで関係性は変化。小坂はセンターとしてのプレッシャーと戦い、渡邉は2列目に悔しさを覚え、それぞれが苦しみを味わい成長した。

 『DASADA』では、一回り成長した小坂×渡邉コンビを見ることができる。小坂と渡邉を重要な役としてキャスティングしたのも、さらに表現力に磨きがかかった二人への期待があったからなのではないだろうか。実際に『DASADA』では、2人の演技力とバランスの良さが際立っている。時を経てタッグを組んだ小坂×渡邉コンビの特別感は、まさに“最強のふたり”といえるのではないだろうか。

※記事初出時、一部表記に誤りがございました。訂正の上お詫びいたします。

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