三代目JSB 岩田剛典、GENERATIONS 関口メンディー…演技で表現に磨きかかるEXILEパフォーマー
関口メンディーが出演している『モトカレマニア』は、主人公・難波ユリカ(新木優子)の同僚で不動産社員・白井忠文を演じている。関口と言えばLDHきっての国民的愛されキャラで、GENERATIONSの中でもキャラクターを生かし、バラエティでいち早くブレイク。初期はグループの広報担当的な役割を担っていた存在だ。またパフォーマーとしてもグループのムードメーカーであり、見るからに強靭な肉体から繰り出されるダイナミックなダンスは、EXILEやGENERATIONSでは唯一無二の存在である。
俳優としての活動では、映画『PRINCE OF LEGEND』の金髪サラサラヘアのガブリエル笹塚役であったり、ドラマ『ひみつ×戦士 ファントミラージュ!』(日曜9時・テレビ東京系)の紫色のエクステツインテールでのファンディーという謎のボス役などのクセの強い役柄が多いが、今回は黒髪で不動産店に務めるいたって普通の社員。関口にとっては新しい役柄への挑戦と言えるのだ。
今回のドラマは妄想と思い出シーンをふんだんに取り入れた恋愛コメディ。関口も社長の安藤一朗(小手伸也)が結成した“ハラミ会”(ハラスメントを未然に防ぐ会)のメンバーで、会社の先輩としてユリカへアドバイスを送るコメディリリーフの役割がメインだ。また周囲からは“ムダマッチョ”と言われるほど無責任かつテキトーで筋肉隆々、先輩・後輩関係なくイジられまくる会社のムードメーカー。そういった関口の姿は『GENERATIONS高校TV』(AbemaTV)で佐野玲於などにイジられる様子と近いものがあり、バラエティでも見せる持ち前の明るさとセンスで、ドラマでも関口らしい存在感を発揮している。今後の俳優人生に選択肢が増えそうな役どころと言えるだろう。そしてなんといっても、どんな役柄であろうといたって真面目に取り組むのが関口の特徴。GENERATIONS「DREAMERS」のMVでは、ヒーローショーの戦闘員の悲哀を表情だけで見事に表現しているのでこちらもぜひご覧いただきたい。
パフォーマーにとって表現力は必要不可欠な素養の一つ。岩田と関口が今期ドラマで培った様々な経験をグループ活動に持ち帰った時に、どんな姿を見せてくれるのかが楽しみだ。それもまたLDHアーティストを応援する醍醐味の一つだと思う。
(文=本 手)