『PRODUCE 101 JAPAN』、初回から波乱の予感? レベル分けテストで番狂わせも

 第1回を見て感じたのは、レベル分けの結果に練習生たちが大きく影響されていたこと。しかし、これはあくまでもレベルアップしやすい体制を作るためのものだ。国民プロデューサー代表のナインティナイン・矢部浩之も「最終的には全員がAレベルになることが目標です」と語っている。つまり、自分たちの努力次第で今後どうとでもなるということだ。そして、こうしたオーディション番組には番狂わせがあるストーリーがつきものである。例えば、伝説的オーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)で行なわれた「男子ヴォーカリストオーディション」。CHEMISTRYを生み出したオーディションとして今もなお人々の記憶に刻まれているが、途中までは堂珍嘉邦と現・EXILE ATSUSHIのペアが応援人気投票1位を獲得していた。しかし、EXILE ATSUSHIは最終選考で脱落してしまい、堂珍と川畑要の2人で正式デビューとなった。

 こういったドラマが生まれるかどうかにも『PRODUCE 101 JAPAN』の成功がかかっているのではないだろうか。今回は国民プロデューサーの投票ですべてが決まるため、練習生一人ひとりがどう努力をして実力をアピールできるかも重要だ。練習生たちは、ぜひガムシャラな姿を見せて国民プロデューサーの心を掴んでほしい。

(文=高橋梓)

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