眉村ちあき、リリスク、アンジュルム……TIFは“音楽”と“美しい存在”に出会える場所に

 現在放映中の『だから私は推しました』(NHK総合)でディテール細かく描かれる地下アイドルの世界。Tシャツの背中にサイン、推しとのチェキ、ショッピングモールでのアウェイなライブ。『TOKYO IDOL FESTIVAL』(以下、TIF)に訪れる人なら、一度は目にしたことのある馴染み深い光景だ。大衆の興味を引きつけるアイドルとオタクの独特な関係性や、コール・MIXその他諸々の文化といった目立つ点ばかりがメディアで取り上げられがちだが、実はもっとシンプルな「音楽」と「美しい存在」に出会える場所なのだ。

 私自身がTIFに行くのは今年で8回目。初めて行った2012年には熱中症になりかけ、その翌年には転んで怪我をして救護室にお世話になった(救護スタッフのお姉さん綺麗な人だったな)。心身ともに痛い体験を経て、エネルギー補給のタイミングや熱中症対策のコツもつかめてきて、だいぶ慣れたと思っていても、上がってゆく夏の平均気温と反比例して、年齢を重ねるごとに体力は落ちていく。涼しい部屋で配信を観ていれば命の危険なく過ごせるのでは? と思うときもあるけれど、知らなかった音楽に出会えたり、ライブを観たら印象が塗り替えられたり、自分のテリトリーだけでは得られない、その場所にしかない特別な体験が、TIFにはあちこちに溢れている。その転がっている石を自分だけの宝石に変えられるかどうかは、行ってみないとわからない。

1.TIFで出会った美女たち

Good Tears 池松愛理さん

 ラストアイドルのセカンドユニット・Good Tearsの池松さん。過酷なバトルの頃から一際輝くダンスと、どんなキツい場面でも曇ることなく輝く瞳の彼女が、太陽の下、数メートル先で汗を煌めかせて踊っている! TVとは違う、生きた美しさ。青空の下、涼しげな編み込みが爽やかに映える。

LiKE 小田川楽空さん

 クールなビジュアルに、ミラーボールの下が似合うカッコイイ楽曲、さらに対照的な可愛らしくホワホワなMC。そんなLiKEのメンバーが、自己紹介で全員中学~高校生であると知り、年齢と見た目までギャップ萌えの宝庫。全員170cm前後の超人的スタイルと完成された華やかなビジュアルに驚いたけれど、元・原宿駅前パーティーズNEXTと知り納得。ショートヘア&キリっとした瞳で猫娘感あふれる小田川さん。

アンジュルム  川村文乃さん

 数年前のTIFで無料撮影をやっていたはちきんガールズのあの子が、アンジュルムに加入し満員のメインステージで堂々とパフォーマンスしていることに感動。手足がスラリと長く華奢なのに、むしろ力強く逞しい。初アンジュルム、客席最後方にいてもすぐ目の前にいるような「圧」の強さが段違いだ。

青春高校3年C組

・頓知気さきなさん
 戦慄かなのさん(姉)とのユニットfemme fataleでのフランス人形のようなガーリーさとは対照的に、青春高校3年C組では太陽の下が似合う爽やかさをみせている。佐久間宣行プロデューサー司会のトークでは「お姉ちゃんに青春高校の話をしても全然聞いてくれない」と話し、「妹が外で楽しくやってるジェラシーじゃないか」と佐久間P。その姉妹関係を想像するだけできゅんきゅんする。

・兎遊さん
 ホンワカしたなかに妖しい雰囲気もある幻想文学的美しさは、遠くからでも惹きつけられる。不思議な名前と相まって、現実離れした美少女だ。前述のトークでは、「加入してひと月くらいは『楽しいです』と『嬉しいです』の二つしか喋れなかった」とのこと。

NYOUTUBER 手島優さん

 初TIFで観た深夜のセクシー☆オールシスターズ、彼女の爆発的可愛さに打ち抜かれた。話題の「ハミ乳パパラッチ」を引っさげて、10年目のメモリアルなTIFに還って来てくれた!

 ステージ上の彼女は変わらずキュートで、(主に胸元から))光り輝いていた。自分の体ひとつで勝負して、女性自ら発する「エロさ」は最高にカッコ良くて(さらに自分と同い年)、その姿を見るだけで目頭が熱くなる。

番外編:BONDSのお姉さん

 もはやTIFの名物キャラクター、警備団BONDSの女性スタッフを初めてお見掛け。アイドルの華奢な体躯を見慣れた目にガッシリした筋肉が一際頼もしく見えて、瞳のギラギラした輝きが美しい方でした。

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