星野源、新曲「アイデア」に秘めた思い 『おげんさんといっしょ』裏側も語った『ANN』を聞いて

 冒頭の〈おはよう〉には、「Crazy Crazy」の歌詞のエッセンスと、朝一番に聴く音楽、そして挨拶の意味を込めたことも明かした。「アニソンみたいな曲にしたい」と、キャッチーさにこだわり、星野がよく聴いていたビートミュージックを生演奏で再現できないか、と取り組んだのが「アイデア」だったという。「ドラえもん」を経て、改めて2017年末に制作した「アイデア」のテレビサイズを聴き、「全然ワクワクしないな」「今、自分がやりたいことをやろう」と必死で考えた星野は、1番までは“これまでの自分”、“陽”、2番以降は“これからの自分”、“隠”、大サビ後の弾き語りは“原点”をテーマに全く違うアレンジにしていったことをいきいきと語った。

 さらに、「アイデア」はエキゾチカをポップスにしようと試みた「恋」「Continues」に続く楽曲で、ドラを叩く、というのを一度やりたかったことも明かすなど、まだまだ話が尽きない様子を見せる。そんな星野の様々な音楽性やスタイルが味わえる「アイデア」。星野にとっても思い入れが強い楽曲であると同時に、リスナーにとっても特別な一曲になっていきそうだ。ちなみに、語りきれなかった「アイデア」のMVについては次回9月4日の放送で明らかになるという。

(文=宮澤紀)

関連記事